副業エンジニアや副業デザイナーを活用する企業、すでに4割以上に【Brocante調べ】
Brocanteは、「IT副業人材」に対して、求めるスキルや報酬相場、活用の狙いなどを調査した結果を発表した(回答数:104社)。
IT副業人材を活用している企業は4割超
まず企業に対し、「IT副業人材を活用しているか」を聞くと、「はい」40.4%、「検討中」9.6%、「いいえ」50.0%で、ちょうど二分する情勢にあることが判明した。これはかなり活発な状況と考えられる。
こうした「IT副業人材を活用する狙い」については、「外部人材の専門スキルを活用したい」43.8%が最多で、「正社員になる可能性のある人材との接点を持ちたい」31.3%、「既存エンジニアの業務リソース切り出し」18.8%も比較的多い。コストをあげた企業は少数派だ。
「IT副業人材へ依頼している職種」では、「フロントエンドエンジニア」「サーバサイドエンジニア」「デザイナー」が上位を占めている。
「IT副業人材へ求めるスキル」では「JavaScript」15.5%が最多で、以下PHP、RubyなどWeb開発環境が続くが、実際にはグラフィック系ソフトや業務プラットフォームのスキル需要も高いと推察される。ただ基本的には、Webシステム開発スキルの需要が、ナンバーワンなのは揺るぎないところだろう。
報酬時給は「4,000円台」、採用は「社員・知人紹介」が主流
「IT副業人材の報酬相場」を見ると、最頻値は「4,000~4,999円」28.6%。「3,000~3,999円」25.0%がそれに続き、3,000~4,999円がボリュームゾーンとなっているが、さらに上位の報酬を獲得している人も多い。業務の専門性や要求スキル水準によると思われる。
「IT副業人材を採用するための手法」については「社員・知人紹介」39.0%、「SNS」31.7%、「求人プラットフォーム」22.0%と比較的幅広い。複数の採用手法で幅広い人材を見つけたい意向がうかがえると言えるだろう。
調査概要
- 【調査対象】フリーランス/副業エンジニア向け求人案件サイト「doocyJob(ドーシージョブ)」の利用顧客
- 【調査期間】2021年5月19日~31日
- 【有効回答数】104社
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