VeBuInとシナジーマーケティング、中川政七商店が次世代CRM「Synergy!BCS」を共同開発

老舗工芸品販売の知見を取り入れたブランドコミュニケーションシステムで顧客を可視化

日本とインドでシステム開発するVeBuIn(ヴィビュイン)は、CRM(顧客関係管理)サービス事業のシナジーマーケティングと、工芸品販売の中川政七商店の3社でクラウド型ブランドコミュニケーションシステム「Synergy!BCS(シナジービーシーエス)」を共同開発した、と5月19日に発表した。顧客のブランド理解や支持を解析・可視化して促進するシステムを、合弁会社「MONJU(モンジュ)」が7月初旬からサービス提供する。

 

Synergy!BCSは、オンラインとオフラインの垣根なく顧客を統合し、「プロダクトが好き」「ライフスタイルに合っている」「ブランドビジョンに共感している」の3軸でブランド理解度を把握。あらゆるタッチポイントで整合性の取れたコミュニケーションを展開して顧客の理解・支持向上を目指す手法を、創業300周年超の老舗で工芸業界初のSPA(製造小売)業態を築いた中川政七商店が長年培ったブランディングの知見から取り入れた。

現在、中川政七商店がユーザーとなってテスト運用している。3月31日に設立のMONJUは、Synergy!BCSの開発と提供企業へのシステム設定コンサルティングを担い、実店舗とECを運営するブランドや、自社ECサイトを保有するメーカーブランドへの導入を目指している。MONJUの出資構成は、VeBuInが33%、シナジーマーケティングの親会社でビジネスデベロップメント事業のペイフォワードが52%、中川政七商店が15%。

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