野村IRがクラウドCMS「ShareWith」で“無カスタマイズ”のテンプレート「EveryOne」開発

企業サイトの多用途化に逆発想で対応、各種コンテンツを1つのテンプレートで構築・運用

野村証券を中核にする野村ホールディングスの傘下で総合IR(投資家向け広報活動)支援事業の野村インベスター・リレーションズ(野村IR)は、同社が運営するクラウドCMS(コンテンツマネジメントシステム「ShareWith」の中核機能となる総合テンプレート「EveryOne」を開発した、と11月13日発表した。従来型CMSの逆発想で企業サイトの多用途化に対応する。

従来型のCMSは、ページのレイアウトや機能ごとに複数の専用テンプレートを開発する“多カスタマイズ”の手法でサイトを構築してきた。一方EveryOneは、企業サイトのさまざまなコンテンツを1つのテンプレートで構築・運用する“無カスタマイズ”の手法を採用している。用途が異なるウェブページでもEveryOneのテンプレートだけで構築・運用を実現する。

ニュース、企業情報、自動更新されるIR情報、製品サービス情報、ESG(環境・社会・ガバナンス)情報、採用情報、SEO(検索エンジン最適化)対策を重視する商品プロモーションページなどがEveryOneテンプレート1つで構築・運用できる。操作体系がEveryOneテンプレートに統一され、ShareWithの直感的な編集インターフェースと併せ、教育コストが抑えられる。

EveryOneは、実際のウェブページを直接触るような編集▽少ない専門用語と直感的な操作ナビゲーション▽パーツの自由な組み合わせによるデザイン性の高いレイアウト▽ページの自由な追加・複製--などの特長がある。ShareWithは、企業サイトに必要なCMS、サーバ、セキュリティサポートを一括提供するサービス。上場企業を中心に170社が利用している。

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