「新型コロナウイルス」の関連語、もっともツイートされた単語は?【NTTデータ調べ】

新型コロナウイルスに関する「4つの話題の変遷」を、Twitter全量データから分析。

NTTデータのニュースサイト「イマツイ」は、新型コロナウイルスの影響で人々の話題がどのように変遷したか、Twitter全量データをデータサイエンティストが分析した結果を発表した。

この調査では、以下の4項目について分析を行っている。

  • (1)新型コロナウイルスに関する話題分析
  • (2)「自粛」賛成派と反対派の話題分析
  • (3)「在宅」の話題分析
  • (4)「在宅」のポジティブ率分析

2月・3月・4月のTwitterのコロナ関連、一貫して「マスク」が話題の上位

まず、“コロナに関連して人々がどのような話題を語っていたか”を分析すると、2月上旬~3月下旬には、「中国」「感染」「影響」「人」など、海外動向に焦点を当てた話題(共起語)が多かったが、4月に入ると、国内の動向に話題が集中し、「マスク」「感染」「人」、さらに「緊急事態宣言」といった話題が増加した。全体を通して見ると、2月・3月・4月の間、一貫して「マスク」が上位にランクインしていた。Twitterで最も語られた話題といっていいだろう。

自粛はすべきか? 自粛すべきでないのか? Twitterから民意を探る

つづいて、感染拡大防止のキーワード「自粛」に対して、“「自粛」賛成派と反対派”がどのように振る舞ったか変遷を分析。「自粛すべき」と「自粛すべきでない」という話題量の推移を比較した。すると、4月中旬ごろまでは「自粛すべき」という話題が多く見られ、オリンピック中止、テーマパーク休業、イベント中止が報道されるたびに増加した。

しかし4月16日の「緊急事態宣言の全国拡大」以降は、経済の停滞への懸念から、「自粛」に反対する声が増加。ゴールデンウィークの時期になると、「自粛反対」「自粛疲れ」といったハッシュタグをともない、反対派のツイート増が目立つようになった。とくに連休明け初日の5月7日には、ピークを迎えている。

「おうち時間」は都市周辺圏でポジティブな話題に

テレワークによる「在宅勤務」について分析した結果を見ると、2月からじょじょに話題量が増加し、学校の一斉休校、都知事による外出自粛要請で、言及量が増加。4月上旬の緊急事態宣言のタイミングでピークを迎え、以降は常態化したのか減衰している。

なお「おうち時間」について、ポジティブな言及の割合を都道府県ごとにみたところ、大都市を有する都府県ほどポジティブ率が高い傾向が見られたという。東京都(19位)を中心とした関東圏では、群馬県が1位になったほか、千葉県(2位)、神奈川県(3位)と、トップスリーにランクイン。栃木県(15位)、茨城県(16位)も高いポジティブ率を示した。都市周辺圏ほど通勤負担が急減したため、ポジティブな反応が高かったと考えられる。

調査概要

(1)新型コロナウイルスに関する話題分析
  • 【分析対象】「新型コロナウイルス」関連語を含むツイート
  • 【分析期間】2020年2月1日~2020年4月30日
(2)「自粛」賛成派と自粛反対派の話題分析
  • 【分析対象】「自粛」賛成派/反対派のキーワードを含むツイート
  • 【分析期間】2020年2月1日~2020年5月10日
(3)「在宅」の話題分析
  • 【分析対象】「在宅」関連語を含むツイート
  • 【分析期間】2020年2月1日~2020年5月10日
(4)「在宅」のポジティブ率分析
  • 【分析対象】「在宅」関連語を含み、かつポジティブな文脈を含むツイート
  • 【分析期間】2020年2月1日~2020年5月6日
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