楽天がビッグデータを分析して消費行動を理解するAIエージェント「Rakuten AIris」を開発

楽天技術研究所などが開発したビッグデータをマーケティングに活用するAIエージェント
岩佐 義人(Web担 編集部) 2018/5/23 19:18

楽天は、ビッグデータを分析して消費行動を理解し、マーケティングソリューションに活用するAIエージェント「Rakuten AIris(楽天アイリス)」を開発した、と5月22日発表した。約9,700万の楽天IDとそれに基づく消費行動分析データなどのビッグデータをマーケティングソリューションに活用するため、楽天技術研究所など楽天のデータサイエンス部などが開発したAIエージェントとなる。

Rakuten AIrisは、機械学習を用いた独自のアルゴリズムで消費行動を解析することで購買の見込みがあるユーザーを抽出することができる「Target Prospecting機能」を持つ。対象商品の購買実績があるユーザー層の属性データ、購買傾向、価格趣向、楽天グループサービス利用傾向など920項目にのぼるデータを分析してスコア化し、マッピングすることで、購買実績のないユーザー層から近い特性を持つユーザーを「購買見込みユーザー」として予測し、広告配信において精度の高い拡張ターゲティングを行うことができるという。

Rakuten AIrisのTarget Prospecting機能を活用した広告配信ソリューションとして、「RMP - Customer Expansion」の提供も開始した。RMP - Customer Expansionは、従来の拡張ターゲティング配信のようなオンラインのディスプレイ広告だけでなく、メール型広告やオフラインにおけるダイレクトメールの郵送、サンプリング施策など、様々なチャネルを活用できる。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

SSP
広告関連の用語。媒体社(サプライサイド、供給側)が広告枠を販売するためのプラッ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]