プレイドがWeb接客ツール「KARTE」を大幅に機能拡張、CXプラットフォームとしてサービスを刷新

プレイドはWeb接客ツール「KARTE」において5つの新機能を4月16日に発表した。同社は機能追加により、同サービスをCXプラットフォームとして再定義する。
プレイド CEO 倉橋健太氏
プレイド CEO 倉橋健太氏

プレイドは、同社が提供するWeb接客ツール「KARTE」において5つの新機能を4月16日に発表した。同社は今回の機能追加により「KARTEを、Web接客プラットフォームからCXプラットフォームに再定義する」としている。

「KARTEは、企業に顧客目線を与えてくれるサービス」だと同社の倉橋氏は説明する。同氏は「マーケティングにおいて、企業目線と顧客目線はどちらも大事だが、現状は企業目線のデータ活用ばかりが進んでいる」としたうえで、「KARTEが顧客目線のマーケティングを支援していく」と今後の方針を明らかにした。

企業目線のマーケティングと顧客目線のマーケティングの比較
企業目線のマーケティングと顧客目線のマーケティングの比較

「お客様を知る」ことに特化した5つの新機能

プレイド Customer Experience Director 清水博之氏
プレイド Customer Experience Director 清水博之氏

今回発表された新機能は次の5つ。どれも「顧客を数字ではなく『人』として知る」ための機能だ。同社の清水氏がそれぞれの機能を説明した。

  • ライブ(ベータ版)
    顧客がWebサイトをどうスクロールして読んでいるのかをリアルタイムにトレースする機能
  • スコア(ベータ版)
    顧客の感情や状態を数値化する機能。たとえば「満足度」「購入可能性」「興味のあるジャンル」などをルールに従いスコア化する
  • ストーリー
    1人の顧客の全行動を時間軸に沿って可視化する機能。スコアの変動や特定のポイントのライブも確認できる
  • ボード
    顧客の属性や行動の統計値を、チャートやファネルで直感的に確認できる機能
  • レポート
    サービス全体の傾向をチャートや数表で可視化する機能
5つの新機能により、一気通貫で顧客体験を分析できる
5つの新機能により、一気通貫で顧客体験を分析できる

清水氏は「従来は既存のデータを抽出・解析・調査・分析して顧客のことを考えていたが、5つの新機能を使えば、誰でもリアルな顧客体験を知ることができるようになる」という。ベータ版の機能は、現状は一部の企業で限定的に利用可能で、夏に正式リリースを予定している。

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