インテージが購買データ解析のレコメンドエンジン「Genometrics Connect」β版提供

顧客それぞれの価値観・意識の推定結果に応じて商品を自動で抽出、正式版は秋を予定

市場調査・データ解析のインテージは、スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど小売業が保有する購買データを解析し、顧客それぞれの価値観・意識の推定結果に合った商品を自動的に抽出するレコメンドエンジン「Genometrics Connect(ゲノメトリクスコネクト)」のβ版の提供を8月29日に始めた、と同日発表した。顧客が商品を選ぶ際の基準にする価値観や好みに応じて商品を推奨する。正式版は秋ごろを予定し、モバイルアプリやECサイトなださまざまな機器と連携するパッケージを提供する。

Genometrics Connectは、インテージが小売業の顧客理解の深化を狙いに2013年11月から展開している顧客の「見える化」ソリューション「Genometrics」で可視化した顧客1人1人の多様な価値観・意識と、商品が顧客に与える各種の利益をマッチングさせ、1対1のマーケティングを可能にする。β版提供に先駆け、コープ東北サンネット事業連合(コープ東北)=仙台市泉区=のビッグデータ活用マーケティング実証実験に参画し、購買動向分析に基づく組合員のニーズに沿った商品提案を支援している。

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