「2015年検索エンジンマーケティング業界10大ニュース」をアイレップ SEM総合研究所が発表
デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップは、2015年の検索エンジンマーケティング(SEM)業界の10大ニュースを12月25日に発表した。
ニュースの選定は、日本のSEOの第一人者であるアイレップ SEM総合研究所 所長の渡辺隆広氏を中心に議論し、同社ならではの視点で影響度の高いものを選んだ。2006年のニュース選定から10回目を数える今回は、「モバイルフレンドリー」「Micro-Moments」「Yahoo!検索のSSL暗号化」「App Indexing」などが10大ニュースとして選出された。
- 検索アルゴリズムに「モバイルフレンドリー」基準を導入
2015年4月21日、Googleのスマートフォン自然検索順位を決定において「モバイルフレンドリー」という基準が導入された。
- Micro-Moments(マイクロモーメント)
日常生活の中で「何かをしたい」と思ったとき、PCではなくいつも手元にあるモバイル端末の画面にアクセスするように生活が変化した。この行動変化をGoogleがMicro-Momentsと定義した。
- Chrome、重要なプラグインコンテンツを検出して実行を標準化
2015年9月リリースのChrome 45から、オプション「重要なプラグインコンテンツを検出して実行する」が標準で有効化された。
- ハッキングスパム対策アルゴリズムの導入
不正なハッキングによるスパムが増加していることを受け、Googleが対策を講じ始め、不正なスパムサイトが表示されないような対策が実施された。
- Yahoo!検索、SSL暗号化を実施
Yahoo!検索が2015年8月から、セキュリティ向上を目的とした検索の通信暗号化を段階的に開始した。
- Google、AJAXクローリングスキームを変更
2009年にGoogleが発表したAJAXのクローリングスキームが変更になり、従来の方法は非推奨とされた。今後は、プログレッシブ・エンハンスメントに準拠したWebサイトにすることで、Googleにインデックスされる。
- アプリ検索の課題を解決する、App Indexingを推進
GoogleがApp Indexingを推進し、スマートフォン検索利用者がWebもアプリも従来通りの検索方法でスムーズに探し出せるような方法を提供してきた。
- 「候補の表示」から「回答の表示」が加速、Googleダイレクトアンサー
検索クエリに対して(回答候補の)リンクではなく、回答を直接、検索結果画面に表示するアンサーが充実されてきた。
- Twitter、Googleと再びデータ提供に合意
2015年2月、TwitterはGoogleとリアルタイムのツイートデータ(Firehose)の提供について合意を発表した。現在は、モバイルとPCの検索結果画面にクエリと関連性の高いツイートが表示される。
- インターネット広告における「インプレッション効果」が新たに指標化へ
クリックやコンバージョンから、新たにインプレッション効果など「視聴」に注目が集まりはじめた。
2015年検索エンジンマーケティング業界10大ニュース
http://www.irep.co.jp/press/release/2015/20151225.html
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