トライベック・ストラテジー、スマホサイトのユーザビリティ診断で1位は「HOME'S」の86.71点
Webコンサルテーション事業のトライベック・ストラテジーは、スマートフォンでサービスを展開する企業サイトを、「ポータルサイト」「ECサイト」「企業サイト」「不動産や金融など特定ジャンルの専門サイト」に4分類し、30サイトを抽出してユーザビリティ診断を実施。4月5日、診断結果を発表した。評価は最高点が100点で、「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」「ヘルプ・安全性」を軸に61項目について行った。ユーザビリティランキングの上位は1位が「HOME'S(住宅情報ポータル)」の86.71点、2位は「野村證券」の86.22点、3位はファッション通販サイトの「ZOZO TOWN」で85.04点。以下、「ハウス食品」「東京メトロ」「価格.com」などが続いた。ユーザビリティ診断調査は2011年12月から2012年2月下旬にかけて、主目的であるコンテンツをスマートフォン専用に構築しており、第3階層以降も主要コンテンツがスマートフォンに対応しているサイトを対象とし、トライベック・ストラテジーが開発したユーザビリティ評価プログラムを使用して行った。
評価対象である30サイトの平均は77.73点と比較的高く、選定したサイトがスマートフォンを通じたユーザーとのコミュニケーション力を強化していることが分かる。「アクセス性」「コンテンツの適切性」のポイントの高さに比べ、「ヘルプ・安全性」は平均60.18点と低く、問合せフォームなどを最適化したサイトはまだ少ない。FAQ(よくある質問と答え)のコンテンツがPC版にリンクしたケースも多かった。ただしECサイトではZOZO TOWNや価格.comのように、ヘルプ・安全性で高得点を取得したケースもあった。1位のHOME'Sや2位の野村證券は、不動産検索や投資情報検索など、目的が限定的な専門サイトのため、アプリのようなインターフェースで提供しており、高いユーザビリティを確保した。
トライベック・ストラテジー
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