ミック経済研究所、マーケティング資料「ソーシャルメディアの市場展望と事業戦略2011」を発刊

ソーシャルメディア広告市場の2011年度売り上げ規模は前年度比110.5%の665億円の見込み
岩佐 義人(Web担 編集部) 2012/1/24 0:20

情報・通信分野の市場調査機関であるミック経済研究所は、ソーシャルメディア市場の広告収入と課金収入についての動向についてのマーケティング資料「ソーシャルメディアの市場展望と事業戦略2011年度版」を発刊し、結果をまとめたデータを1月23日発表した。その結果、ソーシャルメディア広告市場の2011年度売り上げ規模は前年度比110.5%の665億円と見込まれることが分かった。東日本大震災やタイの洪水被害により、大手広告主が広告出稿を控えた関係上、伸び率は前年度の20.9%を下回り、10.5%となる見込み。調査はソーシャルメディアをSNS、ブログ、Q&Aサイト、動画・画像共有サイト、口コミサービスの5分野に分類し、それぞれの参入プレーヤーに面接取材を中心にして調査を実施し、2009年度と2010年度の実態、2011年度の見込み、2014年度までの予測と詳細分析を行った。調査期間は2011年10月~12月だった。

モバイル市場に関する調査では、現在フィーチャーフォンからスマートフォンへのデバイスの転換期にあり、これに伴ってスマートフォン向けの広告市場が徐々に増えつつあるものの、フィーチャーフォン向け広告出稿が予想を上回る速さで減少しつつあるため、伸び率に大きく影響している。その結果、2012年度以降、ソーシャルメディア広告市場は年平均7.0%増で成長し、2014年度には815億円規模に拡大するという予想結果となった。

ミック経済研究所
http://www.mic-r.co.jp/

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