Urchinの開発終了をグーグルが発表 既存ユーザーはGAへの移行を推奨
グーグルは、インストール型のアクセス解析ソフトウェア「Urchin(アーチン)」の開発終了を1月20日に発表した。Urchinはバージョン7.200が最終版となり、以後の更新は停止される。また、Urchinの新規ライセンス販売も2012年3月28日をもって終了となる。
UrchinはGoogleアナリティクスの元となった製品。グーグルに買収されGoogleアナリティクスがリリースされた後も、Urchinはサーバーインストール型のアクセス解析ツールとして提供され、主に金融系や行政機関などのようなアクセスデータを外部に送信できない組織のWebサイトなどで利用されてきた。
グーグルによると、Urchinはその製品ライフサイクル終了の時期になったとのことで、今後は開発リソースなどをGoogleアナリティクスに集中させるとのこと。
過去にライセンスを購入して利用しているUrchinについては、開発終了後も引き続き利用できるが、解析サーバーを変更するなどする場合はライセンスキーを再発行する必要がある。
グーグルは既存のUrchinユーザーにGoogleアナリティクスへの乗り換えを推奨している。ただし、現在のところUrchinで過去に分析したアクセスログのデータをGoogleアナリティクスに移行する手段は用意されていないため、過去のデータに関してはCSVやExcelなどのUrchin以外のツールで閲覧できる形式に出力していることを推奨している。
日本では株式会社ラネクシーがUrchinを公式に販売してきたが、日本での詳細な予定については確認中。
・Urchin7(株式会社ラネクシー)
→ http://www.runexy.co.jp/enterprise/urchin/outline/
・Urchin終了のアナウンス(Google Analyticsブログ、英語)
→ http://analytics.blogspot.com/2012/01/end-of-era-for-urchin-software.html
・Urchin終了に関するFAQ(英語)
→ http://www.google.com/urchin/faq.html
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