広告の第三者配信によるビュースルーコンバージョンをアトリビューション分析 アタラとFringe81が提携
アタラとFringe81は、ビュースルーコンバージョンを対象にしたアトリビューション分析で提携することに合意したと10月18日に発表した。
アタラはオンライン広告のアトリビューション分析・管理を提供し、Fringe81が第三者配信アドサーバーのサービス「iogous*mark(イオゴスマーク)」を提供することで、ディスプレイ広告のビュースルーコンバージョン(※)を含めたユーザー行動全体を分析するサービスを提供する。
※「ビュースルーコンバージョン」とは、広告を閲覧したがそのときにはクリックせずに、後ほど検索エンジン経由などで広告主サイトを訪れてコンバージョンしたものを指す。
ディスプレイ広告に関しては、これまでは多くの企業がクリック率やクリック数を主要な指標として見ていた。しかし最近では、第三者配信エンジンを使って広告を配信することで得たビュースルーデータ(ディスプレイ広告を閲覧した人のデータ)をもとに「広告を見たがクリックしなかった人」の行動分析が進み、ディスプレイ広告のクリック以外の広告効果に関するデータが明らかになってきている。そのため、こうしたビュースルーコンバージョンに対する広告主の意識も高まってきている。Fringe81の調査によると、広告をクリックした人の20倍もの人がビュースルー後に広告主サイトを訪れている例もあるという。
今回の提携はこうした動きを背景としたものだ。
両社のサービスを利用してアトリビューション分析・管理を進めることで、広告主は「より包括的な視点で広告を評価することで、より効率的にコンバージョンを増加できるように」なり、また、媒体社は「バナー広告を表示した効果を数値で示すことで、販売量の増加が期待できる」としている。
Fringe81は、第三者配信アドサーバーを引き続き月額約20万円からの低価格で提供していき、アタラでは、ビュースルーデータを活用した新しいアトリビューション分析のメソッドを開発していく。
アタラ合同会社
http://www.atara.co.jp/
Fringe81株式会社
http://www.fringe81.com/
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