「Webユーザビリティランキング2010<省庁サイト編>」、宮内庁が1位

トライベック・ストラテジーが調査、国民目線とコミュニケーションを評価

Webコンサルテーション事業のトライベック・ストラテジーは、全28省庁サイトのユーザビリティを調査・評価する「Webユーザビリティランキング2010<省庁サイト編>」を実施、結果を5月31日に発表した。それによると、1位は宮内庁で、優良な民間企業サイトと遜色ないユーザビリティで、コミュニケーションにも前向きな姿勢がうかがえた。調査は同社のユーザビリティ診断プログラムを使用して「アクセス性」、「サイト全体の明快性」、「ナビゲーションの使いやすさ」、「コンテンツの適切性」、「ヘルプ・安全性」の5評価軸、全97項目について評価した。調査期間は2月から4月上旬。

調査ではWebサイトが国民目線、ユーザー視点で構築されているかを評価。省庁サイト全体のポイントは、同社が2009年に実施した主要企業WEBサイトランキングの100社平均よりマイナス12ポイント。民間企業サイトと比較すると、特に「トップページの明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「ヘルプ・安全性」の差が大きい傾向が見られたという。中でもナビゲーション面のマイナスが大きく、サイトマップでしかサイトの全体像がわからないようなサイトも存在していた。また、ヘルプ・安全性にも課題が多く、個人情報取得プロセスでのユーザビリティの悪さやヘルプやサポートコンテンツの不足なども見られたという。

省庁サイトランキングのベスト10は以下の通り。

順位 省庁/サイト名
1.宮内庁
2.文部科学省
3.観光庁
4.国税庁
5.防衛省
6.金融庁
7.水産庁
8.中小企業庁
9.経済産業省
10.農林水産省

トライベック・ストラテジー
http://www.tribeck.jp/

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