電通が2008年日本の広告費推定を発表、ネット広告は112.1%と増加傾向
ネットは検索連動とモバイルが中心、総広告費は6兆6,926億円で前年比95.3%
2009/2/24 23:49 調査/リサーチ/統計
広告代理店の電通は、日本の総広告費と媒体別・業種別広告費を推定した「2008年日本の広告費」を2月23日に発表した。2008年の日本の総広告費は6兆6,926億円、前年比95.3%だった。前年比減は5年ぶり。新聞、雑誌、ラジオ、テレビのマスコミ4媒体広告費は3,254億円、前年比94.8%だったが、インターネット広告費と衛星メディア関連広告費は前年比増となった。業種別では「金融・保険」など21業種中18業種が前年を下回った。
日本の広告費は後半の世界的金融危機や円高による景気減退が影響して落ち込んだ。媒体別では新聞広告費が前年比87.5%と大きく減少、テレビ広告も同95.6%に減少してマスコミ4媒体広告費の4年連続前年比減につながった。屋外、折込広告やフリーペーパーなどのプロモーションメディア広告費も94.2%だった。好調だったのはインターネット広告で同116.3%。検索連動広告とモバイル広告を中心に拡大した。BSデジタル放送の影響で衛星メディア関連広告費も同112.1%だった。
業種別では「エネルギー・素材・機械」が同76%と大幅減。「金融・保険」「出版」「教育・医療サービス・宗教」など8業種が2ケタの減少となった。増加業種は「趣味・スポーツ用品」で同107.8%、「食品」同100.7%、「薬品・医療品」同100.4%だった。
2008年日本の広告費(PDF)
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2009/pdf/2009013-0223.pdf
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