5月後半から6月、7月にかけて、雨が続く梅雨の時期。雨の日が続いて気持ちがふさぎがちになることもあれば、逆に雨だからこそ屋内でできることを楽しむなど、普段とは異なる心情や行動になりがちです。
Twitterも、屋内で楽しめることの一つ。そこで、雨の日ならではのSNS投稿アイデアや企業事例、雨の日に注意したいことをまとめました。
雨の日のススメ!投稿をした方がいい理由とは
Twitterの公式発表によると、梅雨に関するツイート数は843万件。期間が比較的長い梅雨は、卒業式・卒園式(505万ツイート)やお盆休み(328万ツイート)よりも多くツイートされる傾向があるモーメントの一つとなっています。
実は世界的に見て、日本は雨の多い国です。国土交通省が世界の主要国における年間降水量の平均を調べたところ、日本の降水量は世界平均の約2倍であることが分かっています。
また、統計局のまとめによると、2019年の年間降水日数の都道府県平均は116日。雨だけでなく雪の日も含みますが、降水日数は1年のうち約1/3を占めているのです。
梅雨については、そのツイート量の多さから長期間にわたって一定の関心が見られることがいえます。年間でみても日本は降水日数が多く、雨の日に関連させたツイートを行うことでユーザーの共感を得たり、コンテンツのバリエーションを増やしたりすることができます。
雨の日投稿の注意点
梅雨の季節、日本では毎年のように大雨による #水害 が発生しています。「令和2年7月豪雨」や「平成30年7月豪雨」のような大災害になることも。水害から身を守るために、家庭で備えておきたい非常用持ち出し品をチェック!https://t.co/hrfARohQ5w#梅雨入り #水防月間 pic.twitter.com/w9b4Myt2f3
— 内閣府政府広報オンライン (@gov_online) May 25, 2021
雨は生活に豊かな水資源をもたらす欠かせないものですが、その一方で、集中豪雨や線状降水帯によって河川の増水や土砂災害などの自然災害を引き起こすこともあります。
そのため、どこかの地域で警報が出るほど強い雨が降っている日や、過去に雨による大きな災害が起きた日に、雨に関する投稿を行いたいときは注意が必要です。場合によっては、投稿の延期を検討する必要もあります。
たとえば、過去に雨による大災害が起こった日は、以下があります。
水害:
7月3日(2021年/令和3年7月:伊豆山土砂災害)
7月7日(2018年/平成30年7月:豪雨・堤防の決壊や冠水)※6月28日 – 7月8日
台風:
9月7日(2004年:台風18号・強風による被害)※8月26日 – 9月13日
10月12日(2019年/令和元年:東日本台風・大雨、暴風、高波、高潮による被害)※10月4日 – 10月20日
10月20日(2004年:台風23号・土砂崩れや浸水等による被害)※10月12日 – 10月23日
■SNS運用管理ツールを使って炎上リスクを軽減する
SNS運用における投稿管理や効果測定が効率化できる「コムニコ マーケティングスイート」には、炎上リスクの高い災害・事件があった日にアラートが表示される災害事件カレンダーの機能が付いています。投稿予定を設定する際や投稿作成画面でその日がどんな日かひと目で分かります。
「雨」に関連する言葉・意味
日本語は、雨に関する言葉の表現が400以上と言われるほど豊富にあり、そういった言葉を使うととても詩的で素敵な文章になります。しかし、難しい漢字を使った言葉や意味が複雑な言葉は、SNSではたくさんの投稿の中に埋もれてしまうこともあります。
そこで、雨に関連する言葉としてSNSでも使える、パッと見で読みやすく印象も伝わりやすいものをピックアップしてみました。
・菜種梅雨(なたねづゆ)
3月下旬から4月の菜の花が咲く頃に降る雨のこと。
・走り梅雨(はしりづゆ)
梅雨入り前にひととき天気がぐずつき、梅雨のような雨が降ること。
・麦雨(ばくう)
麦が実り収穫を迎えるころに降る雨のことで、五月雨とも呼ばれる。つまりは梅雨のこと。
・秋雨(あきさめ)
9月から10月ごろの秋に降る長雨のこと。
・山茶花梅雨(さざんかつゆ)
11月下旬から12月上旬の山茶花が咲く季節、つまり初冬にしとしとと降り続く長雨のこと。
・涙雨(なみだあめ)
悲しみの涙が化したかのように思われる雨、悲しみの涙に例えられるような雨のこと。ほんの少し降る雨。嬉し涙として表現される場合も。
・鬼雨(きう)
鬼の仕業かと思われるような、並外れて激しい雨のこと。ゲリラ豪雨。
・涼雨(りょうう)
夏に涼しさをもたらす雨のこと。
・氷雨(ひさめ)
雹(ひょう)や霰(あられ)、あるいはみぞれ混じりの冷たい雨のこと。
・雨冷(あまびえ)
雨が降って冷え込むこと。
・狐の嫁入り
日が照っているのに降る雨のこと。天気雨。天照雨(そばえ)とも言われる。
・小夜時雨(さよしぐれ)
夜に降る時雨のこと。
・虎が雨(とらがあめ)
旧暦の5月28日(今の暦では6月下旬から7月中旬ごろ)に降る雨のこと。鎌倉時代、この日に曽我祐成が切り殺され、それを悲しんだ愛人の虎御前 の涙が雨となったという云われがある。
・雨音(あまおと)、雨声(うせい)
雨の降る音のこと。
「梅雨」時節の挨拶投稿で使える言葉・例文
梅雨は長期間にわたるので、投稿タイミングによって文言を使い分けてみると、さらに投稿内容のバリエーションが広がります。梅雨に関する投稿で使いやすい文言を例に挙げてみましたので、ぜひ投稿する文章づくりの参考にしてみてください。
・梅雨入り前
「さわやかな初夏」「清々しい初夏」「梅雨がもうそこまでやってきています」
・梅雨入りしたとき
「入梅(にゅうばい)」「梅雨の季節」「紫陽花の候、雨に洗われて紫陽花の色が鮮やかになってまいりました」
・梅雨期間中
「梅雨(つゆ・ばいう)」「長雨」「梅雨晴れ」「梅雨明け待たれる今日このごろ」「梅雨空の毎日」「久しぶりの青空」
・梅雨明け間近
「向暑(こうしょ)」「初夏の訪れを感じる季節」「暑さ日増しに厳しく」「次第に夏めいてまいりましたが」
・雨にまつわる言葉
「走り梅雨(はしりづゆ)」「麦雨(ばくう)」など、前の章参照
企業・団体の「雨」にまつわるTwitter投稿事例
・入梅(にゅうばい)
☔今日は #入梅 ☔
— セブン‐イレブン・ジャパン (@711SEJ) June 11, 2021
暦の上では今日から梅雨ですね🌧
そんな時期にぴったり💜💙
あじさいをイメージしたSNS映え和スイーツが登場してますよ😊😊😊 pic.twitter.com/azdiQg7kFs
・梅雨入り
関東甲信越地方もとうとう #梅雨入り。
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) June 15, 2021
ジメジメした日が続きますが、そんな日はちょっと奮発しても、さっぱりしたこれが食べたくなりますよね!
海外の方も日本食といえば、これを真っ先に連想する人が多いのではないでしょうか?#生姜の日#農林水産省https://t.co/KkIaNaVrqA pic.twitter.com/sf1oM4qLQU
・傘の日
今日6月11日は #傘の日☂️
— 東京ガス グループ【公式】 (@tokyogas) June 10, 2021
この日が暦の上で #梅雨 入りを表す「入梅」になることが多いことから制定されました。
止まない雨はありません。いつか素敵な虹🌈がかかりますように!#今日は何の日 #パッチョ pic.twitter.com/OJdvHYUv2e
・雨後の筍
☔☔☔
— 株式会社 明治 / meiji (@MeijiCoLtd) June 23, 2021
梅雨明けが待ち遠しいですね・・(´・ω・`)☂
「雨後の筍(たけのこ)」ということわざをご存知ですか?
この投稿をRTすると、RTの数だけ「たけのこの里」が増えますよ(^^)/
(ちなみに「雨後の筍」とは、同じような物事が次々と現れることのたとえだそうです〆(・∀・*)ヘェー) pic.twitter.com/Szv7jK1tIH
・梅雨明け
\梅雨が明ければ、夏本番☀/
— キリン一番搾り生ビール (@ichiban_KIRIN) July 16, 2021
関東地方はようやく #梅雨明け✨
夏といったら、冷えたビールがおいしい季節🍻
夏の暑さをつめた~く冷やした #新一番搾り🍺で
楽しんでいきましょう😁
思わず乾杯してしまいそう🍻という方は
ぜひ「RT」をお願いします❗#さあみんなでおいしいビールへ pic.twitter.com/2EyBHoBQfL
Twitterで2021年にトレンド入りした雨関連のキーワード
SNS管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」では、ライブラリ機能・Twitterトレンドから、過去1年分のTwitterトレンドを確認することができます。
その中から2021年にトレンド入りしたキーワードを調べると、「雨の」とついたキーワードがトレンド入りしたのは、1年間でなんと72日。曜日ごとの傾向も見られました。(括弧の中はトレンド入りした日数。1日で複数回トレンド入りした場合も1日としてカウントしています)
「雨のせい」(16日)
「雨の月曜日」(7日)
「雨の火曜日」(1日)
「雨の水曜日」(2日)
「雨の木曜日」(1日)
「雨の金曜日」(2日)
「雨の土曜日」(4日)
「雨の日曜日」(7日)
2021年の梅雨時期のトレンド入りキーワードと投稿事例
2021年の梅雨時期に、Twitterで4回以上トレンド入りしたポジティブキーワードと、それに関連する投稿事例を挙げました。コンテンツ考案の参考にしてみてください。
・「梅雨の晴れ間」
梅雨時期の晴れ間をうまく利用して、これからやってくる夏への期待を爽やかな画像とともに表現しています。ユーザーが梅雨明けを楽しみにできそうなツイートです。
梅雨の晴れ間に🌴🌞
— CHOYA(チョーヤ梅酒) (@CHOYAofficial) May 30, 2021
梅の旬を楽しむ😋
🍧至極の梅のかき氷🍧
お子様も楽しめるThe CHOYA至極の梅シロップを使いました😋
😺🍧大人の至極の梅かき氷は、
TheCHOYA シリーズ①
TheCHOYA至極の梅シロップ①
オンラインショップ蝶矢庵限定⇒https://t.co/N4pUfXgqNn pic.twitter.com/fziQs5UCQu
・「雨の日のほっこりする思い出」
ブランドのキャラクターがお猪口のお風呂に浸かっているのが可愛らしい。キャラクターの表情もなんだか気持ちよさそうで、ほっこりしつつ、ツッコミを入れたくなってしまう内容に仕上がっています。
#雨の日のほっこりする思い出
— So-net【公式副音声】 (@Sonet_fukuonsei) May 24, 2021
雨の日にメールの配達から帰ってきた後で、風呂に入れてあげた pic.twitter.com/SaEWJymdT8
・「雨の日だからしたいこと」
ユーザーに「雨の日だからしたいこと」のコメントを募集し、思わずツイートしたくなるように仕掛けています。インスタントウィンキャンペーンであることも、ユーザーの気持ちをワクワクさせてくれます。
\5社合同/#雨を好きになる キャンペーン☔
— じゃがりこ【公式】 (@jagarico_cp) May 25, 2021
🌂応募方法
①このアカウントをフォロー
② #雨の日だからしたいこと のハッシュタグと雨の日だからしたいことをコメントして引用RT
③その場で結果が届く💌
🌂規約https://t.co/dQtdregG3i
・「雨の日のおすすめの過ごし方」
屋内で楽しめる商品やサービスを持っている企業は、雨の日ならではの楽しい過ごし方を提案したり、ユーザーのアイデアを募集したりすることで、自然とコミュニケーションを盛り上げることもできます。
/
— ザ・プレミアム・モルツ (@PremiumMalts_jp) June 27, 2021
雨の日を楽しむ!#最高の時間 とは?
\
[ちょっとした工夫]で梅雨を #最高の時間 に!
フォロー&RTで100名様に #プレモル が当たる!
さらに、あなたの「#最高の時間 のすごし方の写真」と一緒に
この投稿を引用RTすると当選確率が[2倍]に!
雨の日ならではの #最高の時間 を #みんなでつくろう!
・「雨の日を楽しくするアイデア」
雨が続いて気持ちが落ち込みがちな時期は、できるだけ日常が楽しくなるアイデアを紹介すると、ユーザーにも喜んでもらえます。こちらの投稿は、写真も可愛らしくて目を引きます。
ちくわアートチャレンジ!🐥🐶🌷
— ニッスイ フードパーク【ニッスイ公式】 (@nissuikoushiki) June 11, 2021
梅雨だからこそ、食卓を華やかに演出してみませんか?
「ちくわアレンジ(ひよこ・いぬ)」https://t.co/YbLwMgSm4g
「ちくわアレンジ(花)」https://t.co/vKpQYIl3bc
アートに限らずおすすめのアレンジあれば「 #ニッスイちくわ 」で投稿お願いします!😀 pic.twitter.com/rZPs0Axg2Z
・「あなたが雨の日を好きになれる方法」
絵本のような物語調でキャラクターをうまく使い、お気に入りのレインコートを着ることや、水たまりや雨の日ならではの生き物を探すことなど、身近でできる楽しみを紹介しています。たとえ実践しなくても、見るだけで楽しい投稿です。
「マイロ、おそとにいこうよ!」
— シルバニアファミリー【公式】 (@SylvanianJP) June 7, 2021
「うん、いいよ!」
メイプルネコの赤ちゃんアルフィとトイプードルの赤ちゃんマイロはお気に入りのレインコートを着て、園庭をお散歩することに。
ちょうどいい水たまりはないかな?雨が好きな生き物がいないかな?と探検しています。#シルバニアファミリー pic.twitter.com/m4o4jE0aod
このように、ポジティブなキーワードを使って投稿をしたり、反応を得やすい問いかけ形式でプレゼントキャンペーンを行ったりするのも、ユーザーとの良好なコミュニケーションに有効です。
キャンペーンは、ツールを活用するとより効率的に実施することができます。キャンペーン効率化ツール「ATELU」は、応募者の収集、抽選、当選メール配信、簡易レポートの作成までを自動化します。キャンペーンは定期的に行うと有効なので、あわせてツールの活用も検討してみてくださいね。
まとめ
梅雨がひと月以上も続くなど、何かと雨の日が多い日本ですが、雨に関する言葉を活用したり、雨の日だからこその内容を投稿したりすることで、雨の日の投稿バリエーションを広げることができます。
また、憂鬱な気分になりがちな雨の日をコンテンツで楽しいものにできれば、ユーザーとの距離もそれだけ縮まります。
投稿にはトレンドのワードをうまく活用すると、ユーザーの興味を引きやすくなります。自社に合うトレンドを見つけたい、SNSのトレンドをもっと知りたいという場合は、昨年のトレンド入り実績を確認できる「コムニコ マーケティングスイート」の導入も検討してみてください。14日間の無料トライアルもありますので、ぜひご活用ください。
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