音声アプリ戦国時代の救世主?プログラミング無しでAlexa Skillが作れる「Storyline」
日本でも続々と発売されているAIスピーカー。
その中でも、「Amazon Echo」は、アメリカでは爆発的に売れています。搭載されている「Amazon Alexa」は、Amazon Skillと呼ばれる連携する音声アプリ数が20,000を超えているほどアプリ開発が盛り上がっています。
せっかく生活空間に置くものなら、自分にあったアプリを加えてみたいですよね。
ただ、音声アプリを家庭で開発をしようとしても、非エンジニアにはハードルが高いもの…
そんな壁を壊してくれるかもしれないサービスを発見しました。
マインドマップに付け足すだけ。誰でもかんたんにできる
「Storyline」は、ビジュアルインターフェースで、音声アプリケーションの作成や編集、プレビューを可能にする無料ツールです。
「Storyline」があれば、「ちょっとこの機能付け加えたいなー」を自分で実現することができます。スマートスピーカーを自分好みにカスタマイズできそう。早速デジマラボ編集部でも作成してみました。
動画にも説明されていますが、大まかな流れはこんなかんじ。
今回は、デジマラボの記事タイトルを紹介するAlexaスキルを開発してみます。
Coggleとは無料で使えるマインドマップ作成アプリです。
なんて答えたらなんと回答するかを、条件分岐で作っていきます。
設計した会話は、ブラウザ上でテスト可能。テストしながら開発できる
完成したら、Alexaに連携させることもでき、URLを友人に渡して、自分が作ったAlexaを試してもらうのもかんたんです。
日本ではAlexa対応スピーカーも11月に発売ということで、これからどんどん盛り上がってきそう。自分が作成した音声アプリをAlexaで使えるのが楽しみになりますね!
作ってみた感じ…
実際に作成したのがこちら。
コーディングの知識がなくても、マインドマップに付け足していく感覚で使えたので、誰でも使いこなすことができそう。また、思った以上に自然な音声で話しかけてきたので、機械っぽさもなかったです。
ただ、
- ほかのアプリケーションとの連携
- 設定したコトバから少しずれた応答
- ランダムに設定した言葉を話させる
といった点はまだできないみたいよう。
しかし、10月に出たばかりなので、日本語対応やほかアプリとの連携など、今後の改善に期待度満点です。
DIY感覚で「Amazon Echo」を開発するようになる?
「Storyline」のように非エンジニアでも開発できるツールは、AIスピーカーの機能拡充に貢献したり、家庭で音声アプリを気軽に作ることを可能にしそう。
また、自分だけの要望にあった音声アプリを簡単につくれる点では、Amazon Echoだけではなく、Google homeといった他のAIスピーカーでも必然的な流れな気がします。
「Storyline」のユーザー同士でコミュニケーションを取り合えば、みんなでわいわいしながら、音声アプリ開発ができそうですし、何より自分に合った機能を付け加えたいですしね。
いずれにせよ、音声アシスタントアプリを開発する最初の一歩としては、「StroyLine」は重宝しそう。
今後のAIスピーカー周りの動きが楽しみです。
「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちら音声アプリ戦国時代の救世主?プログラミング無しでAlexa Skillが作れる「Storyline」 | BITA デジマラボ2017/10/30
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