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音声アプリ戦国時代の救世主?プログラミング無しでAlexa Skillが作れる「Storyline」

Amazon Echoが搭載している人工知能「Amazon Alexa」で使えるSkillを誰でも簡単に作れてしまう「Storyline」を試してみました。

日本でも続々と発売されているAIスピーカー。

その中でも、「Amazon Echo」は、アメリカでは爆発的に売れています。搭載されている「Amazon Alexa」は、Amazon Skillと呼ばれる連携する音声アプリ数が20,000を超えているほどアプリ開発が盛り上がっています。

せっかく生活空間に置くものなら、自分にあったアプリを加えてみたいですよね。

ただ、音声アプリを家庭で開発をしようとしても、非エンジニアにはハードルが高いもの…

そんな壁を壊してくれるかもしれないサービスを発見しました。

マインドマップに付け足すだけ。誰でもかんたんにできる

Storyline」は、ビジュアルインターフェースで、音声アプリケーションの作成や編集、プレビューを可能にする無料ツールです。

「Storyline」があれば、「ちょっとこの機能付け加えたいなー」を自分で実現することができます。スマートスピーカーを自分好みにカスタマイズできそう。早速デジマラボ編集部でも作成してみました。

動画にも説明されていますが、大まかな流れはこんなかんじ。

  1. Googleアカウントで「Storyline」と「Coggle」(*)にサインアップ
  2. 新しいアプリ作成を選択
  3. テンプレートを選択するか、一から自分で作るかを選択
  4. マインドマップ風のインタフェース上で会話を設計する

今回は、デジマラボの記事タイトルを紹介するAlexaスキルを開発してみます。

*Coggle
Coggleとは無料で使えるマインドマップ作成アプリです。

なんて答えたらなんと回答するかを、条件分岐で作っていきます。

設計した会話は、ブラウザ上でテスト可能。テストしながら開発できる

完成したら、Alexaに連携させることもでき、URLを友人に渡して、自分が作ったAlexaを試してもらうのもかんたんです。

日本ではAlexa対応スピーカーも11月に発売ということで、これからどんどん盛り上がってきそう。自分が作成した音声アプリをAlexaで使えるのが楽しみになりますね!


作ってみた感じ…

実際に作成したのがこちら。

コーディングの知識がなくても、マインドマップに付け足していく感覚で使えたので、誰でも使いこなすことができそう。また、思った以上に自然な音声で話しかけてきたので、機械っぽさもなかったです。

ただ、

  • ほかのアプリケーションとの連携
  • 設定したコトバから少しずれた応答
  • ランダムに設定した言葉を話させる

といった点はまだできないみたいよう。

しかし、10月に出たばかりなので、日本語対応やほかアプリとの連携など、今後の改善に期待度満点です。

DIY感覚で「Amazon Echo」を開発するようになる?

「Storyline」のように非エンジニアでも開発できるツールは、AIスピーカーの機能拡充に貢献したり、家庭で音声アプリを気軽に作ることを可能にしそう。

また、自分だけの要望にあった音声アプリを簡単につくれる点では、Amazon Echoだけではなく、Google homeといった他のAIスピーカーでも必然的な流れな気がします。

「Storyline」のユーザー同士でコミュニケーションを取り合えば、みんなでわいわいしながら、音声アプリ開発ができそうですし、何より自分に合った機能を付け加えたいですしね。

いずれにせよ、音声アシスタントアプリを開発する最初の一歩としては、「StroyLine」は重宝しそう。

今後のAIスピーカー周りの動きが楽しみです。

小野寺 雄大 by 小野寺 雄大
「曲がったことが大嫌い」が信条。デジマラボではマーケティング全般の記事を担当。その他、クラウドファンディングやHR-Techになどに強みがある。

「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちら音声アプリ戦国時代の救世主?プログラミング無しでAlexa Skillが作れる「Storyline」 | BITA デジマラボ

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