オーバーチュアスポンサードサーチ[公式ガイド]
使いやすくなったスポンサードサーチ®で
ウェブサイトに客を呼び込もう!
使いやすくなった「スポンサードサーチ®」の活用法をオーバーチュアの専門スタッフが解説する初の公式ガイド。
この記事は、第4章「キーワードを発想する 潜在顧客と自社を結ぶ検索語選び」の記事です。
顧客と自社サイトを結ぶキーワード
検索連動型広告の最大の強みは、特定の商品やサービスを探しているユーザーにターゲットを絞って広告を配信できることです。ユーザーが検索窓に入力する「キーワード」に関連した広告を表示するため、広告を見るユーザーが潜在顧客である可能性が高くなります。したがってマス広告と比べ、高い費用対効果や獲得率を得ることが可能です。
潜在顧客を自社のサイトへ誘導する役割を果たすのが「キーワード」で、いかに効果的な「キーワード」を選ぶかが広告の効果を高める重要なポイントの1つとなります。
本章では、スポンサードサーチ活用の成否を分けるキーワードの効果的な見つけ方と、その増やし方を学んでいきます。
「キーワード=売りたい商品」が基本
ユーザーの「買いたい」「知りたい」ニーズと、広告主の「売りたい」「知ってもらたい」商品やサービスは、キーワードによって結びつけられます。つまり、キーワードには何よりもまず、あなたがアピールしたい商品やサービスを設定することが大事です。まず、キーワードになりうる情報を探す際の3つのポイントを紹介しましょう。
商品・サービス分類からキーワードを洗い出す
第一に、自社の商品やサービスを分類しながら、それを的確に表す言葉を探しキーワードに設定する方法があります。たとえば、人材派遣サービスを行っている会社であれば、「派遣」「人材派遣」「派遣会社」といったキーワードが一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
また、靴下を専門に扱っているショップからは、「靴下」「ソックス」「靴下 販売」といったキーワードが、洋菓子の通販サイトであれば「洋菓子」「洋菓子 通販」「スイーツ」「スイーツ 通販」といったキーワードが、それぞれ連想できると思います。自分の“発想力”で魅力的なキーワードを引き出してみましょう。
ただし連想しすぎには、注意してください。たとえば、実店舗のみの靴下販売に「ソックス 通販」、洋菓子に関連するからといって「洋菓子 レシピ」といったキーワードを登録するのは不適切と言えます。それらのキーワードは、確かに数多くのユーザーに検索されるかもしれませんが、提供している商品やサービスとは適合していません。思いつくままに出したキーワードは、最後にきちんと精査することが大切です。自社の提供する商品やサービスに合ったキーワードを登録していきましょう。
人材派遣サービス | 「人材」「人材派遣」「派遣」「派遣会社」「派遣求人」 |
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靴下の販売 | 「靴下」「ソックス」「靴下屋」「ソックス 販売」 |
洋菓子の通販ショップ | 「洋菓子」「スイーツ」「おやつ」「スイーツ 通販」 |
自社のサイト上からキーワードを見つけ出す
第二に、自社のウェブサイトからキーワードを抽出する方法も有効です。この方法では、サイトとの適合性(80ページ参照)が高いキーワードを抽出することになりますので、ユーザーが広告をクリックして自社サイトを訪れたときに必要な情報を探しやすいという利点があります。
ウェブサイトで目立つ上部や左側に商品カテゴリーを配置するケースは多いと思います。その1つ1つをキーワードとして登録することができます。たとえば、オーバーチュア総合百貨店(図表4-2左)では、ページ上部にある「家具」「ファッション」「食品」「家電製品」「生活雑貨」というカテゴリーが、それぞれキーワードになりうるでしょう。
またオーバーチュア酒店(図表4-2右)であれば、ページ左側の商品ジャンル「日本酒」「ビール」「ウィスキー」「焼酎」「ギフト」などを適合性の高いキーワードとして利用できます。
このほか、サイト内で強調しているサービスにも着目してみましょう。太字や色文字を使って目立たせている言葉は、キーワードとして利用できるかもしれません。ユーザーの視点から客観的に自社のサイトを分析し、ポイントとなるキーワードを書き出してみてください。
消費者の立場で検索しそうなキーワードを想定する
第三に、消費者の検索行動をイメージしながらキーワードを抽出する方法もあります。
実際に、もし自分がその商品や類似する商品やサービスを探す場合、どのようなキーワードを使って検索するでしょうか。具体的にイメージしながら書き出してみましょう。
たとえば、カレンダーをインターネットで購入しようと考えた場合、「カレンダー」「カレンダー 通販」「カレンダー 購入」はもちろんのこと、「2008年カレンダー」「卓上カレンダー」や、「好きなアニメや芸能人の名前+カレンダー」というキーワードも考えられます。
また、アクセス解析を設置しているサイトであれば、ユーザーが検索に利用したキーワードがわかる場合もあります。アクセスの履歴を参照して、ユーザーの生の声を上手にキーワードに反映させていきましょう。
この記事は、書籍『オーバーチュアスポンサードサーチ公式ガイド』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
検索連動型広告
オーバーチュアスポンサードサーチ公式ガイド
スポンサードサーチをより上手に活用するために必要な考え方を中心に、なるべく平易な言葉を用いてオーバーチュアスポンサードサーチを説明している公式ガイド。
オンライン版では紹介した内容以外にも、利用申し込みのステップ、基本となるアカウント構造についての理解、キャンペーン管理、さまざまな広告主がスポンサードサーチを活用しどのようにビジネスを発展させているのかの事例などがある。
オンライン版で紹介する、キーワードの選定に必要な発想法や広告作成のヒント、また運用に必要なレポートの見方やパフォーマンスの改善に関する情報、費用対効果の改善などの実践的なアドバイスと併せて、手元に置いておけばオーバーチュアスポンサードサーチでのキーワード広告の大きな助けとなるだろう。
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