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エイケアでは、MailPublisherの2月末バージョンアップにおいて、スマートフォンへの本格対応を行います。キャリアドメインとユーザーエージェント情報を紐付け、スマートフォン端末を識別し、自動送り分けを可能にする、業界初の画期的な機能です。
なぜ送り分けが必要かというと、スマートフォンは端末によって配信可能な形式が異なるためです。現在エイケアでは、こうした状況を改善して、現場担当者の手間の軽減とシームレスな配信環境を整備すべく、スマートフォンの機種検証を行っていますが、現在のところ、以下のようなことが分かっています。
ポイント① スマートフォンは「画像読み込み型」と「画像添付型」のタイプがある
スマートフォンは、大きく2つのタイプに分類されます。HTMLメール(画像ファイルを外部サーバーに読み取りにいくタイプのメール)を適切に表示することができる「画像読み込み型」と、デコメールのように、画像を添付した形でメールを配信する必要がある「画像添付型」です。言い換えれば、HTMLメールを適切に受け取れるタイプが「画像読み込み型」、HTMLメールを適切に表示出来ないタイプが「画像添付型」という区別になります。
2つのスマートフォンタイプ
◆画像読み込み型スマートフォン
HTMLメールを適切に表示することができる
◆画像添付型スマートフォン
HTMLメールを適切に表示できない。画像を外部サーバーに読み取りにいかない。
ポイント② スマートフォンタイプは簡単に判別できない!
現在(12年2月)、日本国内に出回っているスマートフォンは100機種程度存在しますが、スマートフォン自動判別機能を搭載するためには、どのスマートフォンがどのタイプであるかを私たちは知る必要がありました。そこで、エイケアが独自に検証した結果を簡単にまとめてみましたのでご覧ください。
【検証方法】
各スマートフォンに標準搭載されているメーラーに対してキャリアドメインのメールアドレスを設定し、テキストメール、デコメール、HTMLメールの3つの配信形式で各端末にメールを配信した場合、適切にコンテンツが表示されるかを確認する
→検証結果表はこちらをご覧ください
http://mailpublisher.jp/2012/02/post-16.html
【検証結果まとめ】
①iPhone端末(au版も含める)は「画像読み込み型」である。デコメも受け取ることはできるが、一部のOSバージョンや配信仕様などで不具合が起きる可能性もある
②Softbankおよびauのアンドロイド型スマートフォンについては、「画像読み込み型」と「画像添付型」の2種類が存在する。
③docomoのスマートフォン端末はすべて「画像添付型」であり、HTMLメールは画像がまったく表示されない。
ここで注意したいのは②のポイントです。Softbankおよびauから出ているアンドロイド型のスマートフォンは、同じメーカーが発売しているシリーズでもタイプが異なるなど、機種端末ごとに仕様が異なることが分かりました。こうした検証結果をもとに、MailPublisherはスマートフォンタイプを自動で判別し、配信の送り分けを簡単に行うことが可能になります。
これにより、運用担当者は、わざわざ機種検証をして表示確認を行ったり、リストを機種端末ごとに分類するなど、余計な労力をかける必要がありません。
ただし、スマートフォンにリッチなコンテンツを送りたい場合は、「画像読み込み型」にはHTMLメール、「画像添付型」にはデコメを作成する必要があるので、そこはどうしても手間がかかるところですが、スマートフォンはPCやモバイルの何倍ものコンバージョンを
計測するという調査結果もあるので、ぜひ積極的にスマートフォン対応を進めてみてください。
吉澤和之
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