TIS、位置情報データ活用プラットフォーム提供のクロスロケーションズ社とデータ利活用領域で資本業務提携

リリース情報提供元: プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
2019年12月02日(月)
TISインテックグループ
位置情報による行動データとデータマネジメントを組合せた顧客データ付加価値向上サービスを提供

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下:TIS)は、独自のAI分析エンジンによる位置情報データ活用プラットフォームを提供するクロスロケーションズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小尾一介、以下:クロスロケーションズ社)とデータ利活用領域のビジネス拡大に向けて資本業務提携したことを発表します。


両社は、クロスロケーションズ社の位置情報による行動データとTISのデータマネジメントプラットフォームサービスであるTIS Marketing Canvasの「データ統合・利活用プラットフォームサービス」を組合せ、マーケティング施策の高度化を推進する新サービスを提供します。
新サービスでは、個人を特定せずに企業が保有するデータ分析だけでは分かり得ない顧客特性の類推が可能となり、より効果的なプロモーション・レコメンデーションを実現します。

両社では、ECサイトと実店舗を運営する企業やオムニチャネルマーケティングや顧客エンゲージメントの高度化を指向している企業などをターゲットに共同でサービスを提供していきます。

<両社による顧客データ付加価値向上サービスイメージ>



クロスロケーションズ社は、国内最大級の位置情報データを保有し、これらのデータを位置情報データ活用プラットフォーム「 Location AI Platform™ 」による独自のAI技術で分析・解析を行い、行動パターンデータとして蓄積しています。これにより、特定地点を基点に人々の行動パターンの分析が可能となり、実世界における人々の行動傾向の検証や行動予測を行うことができます。

TISでは、これまで大規模ECサイトの構築、顧客データ統合、マーケティング・オートメーションの導入やマーケティング施策実行支援など、デジタルマーケティングをシステムの構築から運用まで支援してきました。しかし、各企業が単独で保有するデータだけではより深い顧客理解に繋がらないという課題がありました。
そこで、クロスロケーションズ社の持つオフライン領域での人の行動パターンデータを付加することで、より深い顧客分析が可能になると考え今回の資本業務提携に至りました。

両社では、まず「データ統合・利活用プラットフォームサービス」と「 Location AI Platform 」を組み合わせ、上記課題の解決が可能なビジネスの展開を進めます。また、将来的にはECサイト以外に、他の業務領域への協業サービスの強化・展開を推進していく予定です。


■背景
マーケティング領域では、ECサイトやE-Mail、スマホアプリなどのオンラインデータと実店舗などのオフラインデータを統合し、有効活用することが必須のテーマとなっています。一方、各企業内に閉じたデータのみの分析では、本来の消費者の姿を正しく捉え切れない状況が課題となっています。そこで期待されているのが、位置情報をもとにした行動パターンデータを活用し正しい消費者像を捉え、より適切なマーケティングに繋げる手法です。

そこでTISとクロスロケーションズ社では、この課題解決と、一般消費者により最適な情報提供することでの生活利便性向上を目指し協業します。


■ TISとクロスロケーションズ社の共同サービスについて
TISでは、クロスロケーションズ社との資本業務提携を通じたサービス提供で、以下のメリットを企業に提供します。

自社保有データへの行動パターンデータ適用
自社保有データをTIS の「データ統合・利活用プラットフォームサービス」に統合する事で、行動パターンデータを自社のマーケティングへ活用できます。このデータ基盤へのデータ蓄積により、過去の行動パターンデータやマーケティング施策の結果を時系列に比較する事も可能になり、より高度なマーケティング施策が実現できます。
広告配信後の実店舗来店効果計測
広告配信後に配信対象者の実店舗への流入結果を分析・比較することで、実店舗への集客効果の計測が可能になります。これにより広告ごと、ターゲットセグメントごとのキャンペーンへの反応や実際の効果を比較ができるなど、より効果の高いマーケティング施策の展開が可能となります。
顧客のオフライン行動傾向把握
顧客セグメント別のオフラインにおける行動傾向を推定する事ができます。これにより、山や海、デパートやコンビニエンスストア、外食店舗のカテゴリー、野球場やサッカースタジアムなど、対象がどのような場所へ行く傾向が強いのかのスコアリングが可能になります。これを活用して、「自社商品購入の消費者が何処で使用しているか?の推定」や「これまで把握出来なかった利用用途の把握」「消費者ニーズに合った商品企画」が可能となります。
顧客セグメント別のオフライン行動比較
顧客セグメント別のオフラインでの行動傾向を比較する事で顧客セグメント間の行動傾向の違いや類似点を理解する事が可能になります。これにより、「アクティブな顧客と休眠顧客の行動傾向から休眠顧客の再活性化施策を立案する」「ロイヤルカスタマーセグメントと類似した行動傾向のあるセグメント調査から、ロイヤルカスタマー化に向けた育成を行う」などが可能になります。
顧客セグメント別の行動傾向変化把握
データ統合・利活用プラットフォームに過去の顧客セグメント毎の行動傾向データを蓄積していく事で、特定顧客セグメントのオフラインにおける行動傾向の変化の把握が可能になります。これにより「継続キャンペーンの見直しタイミングの把握」「変更後のマーケティング施策の方向性を掴む」などが可能となり、商品企画へのインプット情報にも活用できます。



■クロスロケーションズ株式会社の概要


社名 クロスロケーションズ株式会社(英名:X-Locations Inc.)
所在地 東京都渋谷区恵比寿南1丁目2-9 小林ビル6階
設立 2017年11月
代表者 代表取締役 小尾 一介
事業内容 ・ロケーションインテリジェンス
     ・モバイル広告および付帯する業務一式
URL https://www.x-locations.com/



■「データ統合・利活用プラットフォームサービス」について
「データ統合・利活用プラットフォームサービス」はデジタルマーケティングニーズの増加に合わせ、企業内の基幹システムやCRMと、導入済各種マーケティングソリューションを容易に統合・管理可能なサービスです。各種ERPシステムやマーケティングオートメーションツールとのシームレスな連携や、設定された権限やロールに合わせて利用可能なOSSベースのBIツールを具備するなど、企業全体でのマーケティング活動を支えます。企業内におけるデータ連携基盤として提供し、企業内でのデータ一元管理を行う上で課題となる、以下の課題を解決します。

CSVなどの構造化データに加え、画像、映像等の非構造化データの一元管理が可能
企業内の組織・権限に応じたデータの参照権限設定が可能で、操作記録も自動取得される為不正利用の抑制が可能
SQL不要で簡易なデータ抽出が可能


詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/Data_Square/


■「TIS Marketing Canvas」について
「TIS Marketing Canvas」は、顧客接点(チャネル)から、データの収集・分析と、それを活用した施策実行までを実現する全社統合型マーケティングプラットフォームのブランド名称です。詳細は以下URLをご参照くだい。https://www.tis.jp/service_solution/MC/


TIS株式会社について
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。https://www.tis.co.jp/


TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


【本件に関するお問合わせ先】
TIS株式会社 サービス事業統括本部 デジタルトランスフォーメーション営業企画ユニット
デジタルトランスメーション第2営業部 伊藤/中村
TEL:03-5337-4320 E-mail:canvas@ml.tis.co.jp
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