日本の社会は「道徳化」してる!?　小林秀雄賞受賞のノンフィクション作家が、ニッポンの道徳を読み解く『教室』を開講！

株式会社ポプラ社
独特の視点とユーモラスな文章で日常に光を当てる高橋秀実さんが道徳の原点に迫る傑作ルポルタージュ『道徳教室　いい人じゃなきゃダメですか』。３月１６日発売です！


2018年～2019年、小・中学校で「特別な教科」として導入された「道徳」。道徳は、時代や社会、文化によっても変わってくるものですが、なぜ今、国語や算数などと同じ「教科」になったのでしょうか？　学校教育だけでなくコロナ禍での自粛警察など、「道徳的に正しいかどうか」とジャッジする傾向が日本社会で強くなっているようです。

そもそも「道徳」って、何なのでしょう？




ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞し、二宮和也主演のドラマも話題となった『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』や、6月公開の綾瀬はるか・長谷川博己主演の映画原作として注目される『はい、泳げません』など、数々のヒット作をもつノンフィクション作家・高橋秀実さんが、道徳教育の現場を皮切りに、地球温暖化、大ヒット映画、恋愛、シェアリング、ＡＩ、政治、ハラスメントなどなど、あらゆる社会問題や現象から「ニッポンの道徳」を読み解きます！　　　　Amazon＞＞https://www.amazon.co.jp/dp/4591173267/


道徳教室　目次
１限目　50年ぶりの教科書
よりよく生きる？／わたしの よい ところ／公平に接する気持ち／ヘンな国のヘンな教科

２限目　みんなで「自分」
〇か△か、なら答えられる／なぜ「なぜ」ですか？／「みんな」の創出／羽生選手が見本

３限目　「だから」の気持ち
リズムと調べ／ゲームと同じ／規則性を見抜く

４限目　ちょっと努力している
「すごい」ということ／麻痺させる毒薬

５限目　カチカチなファンタジー
ダブルスタンダードができない／耳障りな発言／「気持ち」原理主義／「われら」が正義／いずれにせよ道徳的偽善

６限目　うらみハラスメント
怒ってはいけない／被害の多重性／「パワハラ」で元気になる

７限目　悪口を言ったのは誰なのか
被害者の覚醒／イヤミスの応酬／幸福が仇となる

８限目　ビジネスのバイブス
損もシェアする／グッド・バイブス／過疎地でウーバー／近くて遠いライド・シェア／ちょっと停まります

９限目　アイ・ラブ・ちゅーりーちゃん
人間より優しい／ロボットも間主観／東大には入れない／悪魔のしわざ／過去への適応

10限目　道徳的な現実
魂が奪われる／現実はつくりもの／夢のファーストクラス？／自分はどこに？／「存在」が不在

11限目　はじめてのスマートフォン
楽しむ器／どんどんタップ／何でもかんでもアプリ化／間主観性のツール

12限目　リアルと共感
「好き」より「合う」／自分に恋する／不可能な恋愛

13限目　セックスしないふたり
官能のゆくえ／きちんと楽しく／しぼみゆく男根

14限目　エコバッグ黙示録
法律で行動変容／急ぐから善／パニックに陥れ

15限目　あなたは「いい人」ですか？
いい人、いいことづくめ／みんな観てるＮＨＫ／一般意志の支配／聖徳太子の心／主語の暴走



【著者プロフィール】


高橋秀実（たかはし・ひでみね）
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノ スポーツライター賞優秀賞を受賞。その他の著書に『ＴＯＫＹＯ外国人裁判』『ゴングまであと30秒』『素晴らしきラジオ体操』『からくり民主主義』『トラウマの国ニッポン』『はい、泳げません』『趣味は何ですか？』『おすもうさん』『損したくないニッポン人』『不明解日本語辞典』『やせれば美人』『人生はマナーでできている』『日本男子♂余れるところ』『定年入門　イキイキしなくちゃダメですか』『悩む人　人生相談のフィロソフィー』『パワースポットはここですね』『一生勝負　マスターズ・オブ・ライフ』など。







3月16日発売！！
「道徳教室」
高橋秀実　著
定価1760円（税込）
小・中学校の正式教科となった「道徳」。いったい何を学ぶの？ ヒデミネさんが独特の視点でニッポンの道徳を考察する傑作ルポ！


Amazon>>https://www.amazon.co.jp/dp/4591173267/
書誌HP＞＞https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008380.html
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