「オープンイノベーション推進ポータル」を「産学連携推進ポータル」へリニューアル公開

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株式会社キャンパスクリエイト
生成AIと分散型ID技術「Verifiable Credentials」を用いた産学連携・技術移転のDX:「データ駆動型産学官連携(R)」と「DeSci-Inspired Japan Model」を志向

株式会社キャンパスクリエイト(本社:東京都調布市、代表取締役:高橋 めぐみ)は、これまで運営してきた「オープンイノベーション推進ポータル」を全面刷新し、「産学連携推進ポータル」としてリニューアル公開しました。
大学発スタートアップをはじめ、大学が有する技術シーズの事業化の重要性が改めて高まる中、当社は技術移転・産学連携そのものの価値に改めてフォーカスし、大学の知を産業界へ確実に還元していくための情報基盤として本ポータルを位置づけ直しました。あわせて、生成AIと分散型ID技術「Verifiable Credentials(VC)」を用いたDX(デジタルトランスフォーメーション)により、シーズ発信のスピードと信頼性を高めています。
▶ 産学連携推進ポータル https://www.campuscreate.com/sangaku/




社会的背景 ― 大学シーズの事業化と「開放特許」の活用促進
日本には世界的にも競争力の高い技術シーズが数多く存在します。一方で、その多くは専門性が高く、事業化には市場・規制・実装の壁があり、大学や研究者だけでは社会実装まで到達しにくいという構造的な「隔たり」が残されています。近年は大学発スタートアップの創出が進み、大学シーズの事業化・産業界への技術還元の重要性はこれまで以上に高まっています。
こうした状況は、政府の知財戦略にも明確に位置づけられています。2026年6月に決定された「知的財産推進計画2026 ~成長戦略を支える知財戦略の推進~」では、開放特許の活用促進について次のように示されています。
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開放特許の登録件数の拡大および利用者による積極的な活用を促進するため、周知活動の強化に取り組むとともに、ライセンサー・ライセンシーである大学・企業および各地でマッチング支援を行っている自治体等へのヒアリングを実施し、マッチングの機会創出を図る。あわせて、開放特許情報データベースの刷新に合わせ、機能や利便性について広く周知し、更なる利用拡大を目指す。また、AIを活用した開放特許情報の分かりやすい提供手法についても検討を進める。そして、開放意図のある特許の情報を利活用したマッチング事業等を通じて、開放意図のある特許のライセンスを受けた事業化を支援する。(短期・中期)(特許庁)
▶ 知的財産推進計画2026(内閣府) https://www.cas.go.jp/jp/seisakukaigi/titeki2/260612/keikaku_all.pdf
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「AIを活用した特許情報の分かりやすい提供」と「大学・企業・自治体を結ぶマッチング機会の創出」という国の方向性は、キャンパスクリエイトが広域TLO(技術移転機関)として積み重ねてきた課題ドリブンの産学官連携マッチングの実践と軌を一にするものです。今回のポータルリニューアルは、この社会的要請に対する具体的な取り組みであるとともに、海外の産学連携/オープンサイエンスにおけるWeb3の潮流であるDeSciの取組を参考に、W3C標準のデジタル証明技術であるVerifiable Credentials(VC)を用いたWebコメントシステムも実装しています。

なぜ「産学連携推進ポータル」へ ― 名称変更に込めた狙い
今回、ポータルの名称を「オープンイノベーション推進ポータル」から「産学連携推進ポータル」へと変更しました。オープンイノベーション推進ポータルは2012年6月1日に開設しましたが、現在の「オープンイノベーション」という単語は日本では事業会社とスタートアップとの事業連携のニュアンスに受け取られがちであり、大学・研究機関との産学連携の要素が薄い面があります。
大学発スタートアップなど大学シーズの事業化の重要性が改めて高まる中で、キャンパスクリエイトは、技術移転/産学連携そのものの価値に改めてフォーカスするべきだと考えました。そして、大学の知を産業界へ還元していくプロセスを、生成AIと分散型ID技術(Verifiable Credentials)を用いたDXによって効果的・効率的に推進すべきと考え、その姿勢を名称に反映しています。
分散型ID技術(VC)の活用は、当社が提唱する「DeSci-Inspired Japan Model」の構想を具体化するために用いるものです。信頼できる人・組織が発行した証明をもとに、大学シーズに関する発言・評価の真正性を検証可能な形で担保し、Web上に「信頼の連鎖」を紡ぐことで、大学の知の社会実装・普及を後押しします。

産学連携推進ポータルについて
「産学連携推進ポータル」は、大学の技術シーズと、それを必要とする企業・産業界とをつなぐための情報基盤です。企業の技術ニーズに応え得る大学の研究シーズや、活用可能な特許・研究成果を分かりやすく発信し、産学連携・技術移転の入口となることを目指しています。
当社は、企業の具体的な課題を起点に、解決可能な大学研究者・技術シーズを全国から探索してマッチングする「課題ドリブン」の産学官連携を強みとしています。本ポータルは、その方法論を支える発信・マッチングの場として機能します。
▶ 産学連携推進ポータル・当社について https://www.campuscreate.com/sangaku/about/

「データ駆動型産学官連携(R)」と生成AIによるシーズ紹介資料の自動生成
キャンパスクリエイトでは「データ駆動型産学官連携(R)」を志向しており、その一環として、「生成AIを用いて特許明細書をもとにシーズ紹介資料の案を高精度に自動生成する手法」を開発しました。
従来、大学の技術シーズを企業に分かりやすく紹介するための資料づくりには、専門的な読み込みと相当の時間を要していました。本手法では、特許明細書という一次情報をもとに、生成AIがシーズ紹介資料の案を高精度に生成します。生成した資料案をもとに、大学の産学連携部門・研究者等とすり合わせを行いながら、スピーディーかつ効率良く資料を完成・掲載することが可能になります。
これにより、これまで埋もれがちだった大学シーズを、より多く・より速く産業界へ届けられるようになります。「AIを活用した特許情報の分かりやすい提供手法」という知的財産推進計画2026が示す方向性を、実務レベルで具体化する取り組みです。

Verifiable Credentials(VC)でシーズの訴求性と信頼性を高める
大学シーズの事業化においては、「その技術が、どの立場の・どのような専門性を持つ人物によって評価・支持されているか」が、企業側の意思決定を大きく左右します。
キャンパスクリエイトは、W3Cが標準化した分散型ID技術『Verifiable Credentials(VC)』を用い、技術シーズに対して産学官連携コーディネータ/URA(リサーチ・アドミニストレーター)や研究者のコメントを、検証可能な属性(所属・専門性・立場等)とともに付与する仕組みを取り入れます。「誰が、どの立場で、何を根拠に評価しているか」を明確にすることで、匿名の情報とは一線を画す、真正性の高いシーズ発信を実現し、シーズの訴求性を高めます。
これは、生成AIによって情報が爆発的に増加する時代に「信頼できるWeb」を実現するための当社の取り組み「DeSci-Inspired Japan Model」の一環です。信頼できる証明を土台に、シーズをめぐる評価の連鎖をWeb上に形成し、大学の知の社会実装・普及を加速させます。

参考:AI時代の「信頼できるWeb」を実現するVerifiable Credentials(VC)を用いた真正性の高いWebコメントシステムを開発(DeSci-Inspired Japan Model)
https://www.campuscreate.com/wp-content/uploads/2026/03/DeSci.pdf
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000393.000031052.html




参考:「DeSciの日本における社会実装方法の検討」を産学連携学会函館大会で発表しました。
2025.06.24
https://www.campuscreate.com/news/5311/

今後の展開
キャンパスクリエイトは、広域TLOとして培ってきた技術シーズ探索力と大学・研究機関ネットワークを活かし、「データ駆動型産学官連携(R)」「DeSci-Inspired Japan Model」の実践を通じて、大学シーズの事業化と産業界への技術還元を加速していきます。生成AIによるシーズ資料生成の適用範囲を拡大するとともに、VCを用いた真正性の高いシーズ発信を広げ、大学・企業・自治体をつなぐマッチングの機会創出に取り組みます。
課題を抱える現場と大学の知を、課題ドリブンで結び直す一貫した方法論を軸に、キャンパスクリエイトは大学の知の社会実装・普及をリードしていきます。

株式会社キャンパスクリエイトについて
株式会社キャンパスクリエイトは、「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」をスローガンに、国立大学法人電気通信大学TLOとして経済産業省・文部科学省の承認・認定TLOを受けるとともに、企業の技術ニーズに対して解決可能な大学研究者を全国から探索する、あるいは大学の技術シーズに対して活用可能な企業を探索しマッチングする産学官連携マッチング業務を実施しています。また、企業のオープンイノベーション支援として、企業が関心を持っている技術分野において活用可能な大学の技術シーズを調査し、報告・ディスカッションを行いながら新規事業のテーマを固めていくコンサルティング業務などを行っています。近年は、日本発ディープテックスタートアップの海外展開支援にも注力しており、シンガポールを中心としたASEAN地域において、現地医療機関・研究機関・企業・投資家とのマッチング、PoC支援、海外展開ハンズオン支援プログラムの企画・運営などを実施しています。

 会社名:株式会社キャンパスクリエイト
 代表者:代表取締役 高橋 めぐみ
 本社所在地:東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学内
 設立:1999年9月
 事業内容:技術移転マネジメント事業、ソリューション事業、産業振興事業 等
 URL:https://www.campuscreate.com/

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社キャンパスクリエイト オープンイノベーション推進部
TEL 042-490-5734
Mail open-innovation@campuscreate.com
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