デジタル庁がハロプロイベントのチケット転売防止でマイナンバーカード活用の実証実験

3月の「ひなフェス2025」など、マイナンバーカードの情報と顔認証で本人確認を実施

デジタル庁は、マイナンバーカードの利用シーンをエンターテイメント領域に拡大するため、ライブイベントでの不正転売防止や業務効率化を目的に実証実験を行うと1月17日に発表した。アップフロントグループの協力で「モーニング娘。'25 小田さくらバースデーイベント ~さくらのしらべ 14~」(3月21日開催)、「Hello! Project ひなフェス 2025」(3月29、30日開催)でマイナンバーカードによる本人確認を行う。

コンサルティングのドリームインキュベータが受託事業者、電子チケット事業のplaygroundが技術提供事業者となる。チケットサイト等とデジタル庁が開発したデジタル認証アプリを連携し、より実効性の高いチケットの不正転売防止対策や、会場入場時の本人確認業務の効率化、ファンクラブサービスにおけるプレミアムな体験価値の提供などの活用可能性を検証する。

チケットの不正転売はエンタメ業界の課題の一つ。実証実験ではチケット抽選申込時にマイナンバーカード情報を活用した本人確認を実施。マイナンバーカードの情報と顔認証による本人確認の実現で、1人が複数アカウントを不正に用いてチケットを複数枚購入して転売する行為の抑止が期待できる。会場入場時に顔認証を用いた本人確認でチケットを正規購入した者以外の入場を禁止しつつ、効率的な入場時の本人確認が可能になる。

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