ECサイト「リライアビリティ」ランキング、2024年は「ヤマダウェブコム」が総合1位【BBSec調べ】

トップ3のヤマダ・LOHACO・ユニクロが接戦。ニトリ・ベルーナも高評価。

ブロードバンドセキュリティ(BBSec)は、「Gomez ECサイトリライアビリティランキング2024」を発表した。ECサイトのリライアビリティを評価するもので、ランキング詳細はゴメス・コンサルティング(Gomez)のサイトで発表されている。

「リライアビリティ」は、自社のサービス品質に関する目標・評価基準を定め、その計測結果を業務の判断や行動に活かすシステム管理手法。Googleが「SRE(Site Reliability Engineering)」として提唱しているが、この調査では、サイトパフォーマンス、セキュリティ、プライバシーの3つの観点から評価を行っている。日本国内の43 BtoC-EC(消費者向け電子商取引)サイトが対象。

セキュリティカテゴリのランキングが大きく影響

調査の結果、1位はヤマダホールディングス「ヤマダウェブコム」8.72点だった。以下アスクル「LOHACO」8.52点、ユニクロ「ユニクロ公式オンラインストア」8.25点、ニトリホールディングス「ニトリネット」8.06点、ベルーナ「ベルーナオンラインストア」8.04点が続いた。なお大手マーケットのアマゾンジャパン「amazon.co.jp」は7.28点で9位にとどまっている。

上位サイトは、サイトパフォーマンス、セキュリティ、プライバシーの3カテゴリともに高スコアを記録。特に、セキュリティカテゴリのランキングで同率1、2位が、総合ランキングの上位を占めたとのこと。パフォーマンスカテゴリでは、Google SEOのスコア指標「Largest Contentful Paint(最大視覚コンテンツ表示速度)」「Cumulative Layout Shift(レイアウトのずれを表す累積レイアウトシフト)」、稼働率の結果がランキングへ大きな影響を与えたという。

調査概要

  • 【評価対象】日本国内の43 BtoC-EC(消費者向け電子商取引)サイト
  • 【評価期間】2024年12月
  • 【評価方法】ノミネート企業を43の調査項目からなるスコアカードに基づいて、アナリストが実際にウェブサイトを使用しながら調査を行い、総合ランキングを決定
  • 【評価基準】
    サイトパフォーマンス:ウェブサイトの表示速度、稼働率、応答性、表示の安定性を評価するカテゴリ。安定的にサイトにアクセスでき、サイト上でユーザ体験を損なわずアクセスできているかを総合的に評価
    セキュリティ:暗号化通信、アクセス制御、HTTPレスポンスヘッダなど、公開ホームページ上での基本的な対策状況を評価
    プライバシー:プライバシーやcookieに関するポリシー、個人情報保護に関する認証、運営企業情報など、信頼感を表す取り組みを評価
  • 【発表サイト】Gomezのウェブサイト(https://www.gomez.co.jp/
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