通信サービスの乗り換え検討先、1位の「楽天モバイル(MNO)」が半年前からさらに増加【MMD研調べ】
MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2024年2月・通信サービスの乗り換え検討に関する調査」の結果を発表した。18歳~69歳の男女40,000人が回答している。
上位は「楽天モバイル(MNO)」「Y!mobile」「UQ mobile」
まず通信契約しているスマートフォンを所有している36,643人を対象に「現在利用している通信サービスからの乗り換えを検討しているか」を聞くと、「検討していない」69.9%が多いが、「検討している」26.9%、「解約を検討している」3.2%と、3割近くが乗り換え・解約を検討中だった。
乗り換えを検討している9,841人に「具体的な乗り換えの時期を決めているか」を聞くと、「決めている」28.9%、「決めていない」71.1%と分かれる。さらに乗り換え時期を決めている2,839人に「具体的な乗り換え時期」を聞くと、「2月すぐにも」という人は1割程度で「2024年7月以降」36.9%とゆっくり構えている人が最多。以下は「2024年4月中」「2024年5月中」各14.8%、「2024年3月中」12.0%が続いた。過去の契約や端末購入のタイミングなどが影響していると考えられる。
また「乗り換えを検討している理由」では、「料金が高いから」30.4%が特に多いが、「他社のサービス、特典を魅力的に感じるから」11.0%、「通信が繋がりにくいから」10.4%も存在する。ここ最近、通信キャリアの質の変化が話題となることも多く、そうした背景も感じさせる。
具体的な乗り換え先を検討している6,141人に「乗り換え先としてもっとも検討している通信サービス」を聞くと、「楽天モバイル(MNO)」22.5%が最多で、次いで「Y!mobile」13.6%、「UQ mobile」12.6%となった。
2023年9月の調査と比較すると、「楽天モバイル(MNO)」が1.8pt増ともっとも伸びており、「au」0.9pt増、「Y!mobile」0.6pt増がそれに続く。
さらに「現在利用しているサービス」で「最も検討している乗り換え先」を見ると、docomoは「ahamo」、auは「UQ mobile」、SoftBankは「Y!mobile」と、主要MNOキャリアは同一系列ブランドへの移行が最も多い。
一方ahamoは「docomo」、povo・LINEMO・UQ mobile・Y!mobileは「楽天モバイル(MNO)」、楽天モバイル(MNO)・MVNOは「MVNO」がそれぞれ最多だった。
調査概要
- 【調査対象】18歳~69歳の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2024年2月2日~5日
- 【有効回答数】40,000人
- ※「他社乗り換え」にはdocomoからahamo、auからpovo、SoftBankからLINEMOの乗り換えを含む。
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