電通が10年後の暮らしを具体的に描くツール「Future Time Use」の提供を開始

「生活行動時間」を性・年代別に予測、顧客企業の未来に向けた事業創造を支援

電通は、10年後の暮らしを具体的に描くツール「Future Time Use(フューチャータイムユース)」の提供を9月12日に始めた、と同日発表した。未来の「生活行動時間」を10~60代の性・年代別に予測し、顧客企業の未来予測や未来に向けた事業創造を支援する。企業の未来価値を見いだす国内電通グループの横断組織「未来事業創研」が手掛けた。

Future Time Useは、10年後の生活行動時間を12のセグメントで可視化したスライド形式のツール。自宅内での睡眠時間や自宅外の仕事時間など49項目を分析。自宅内外の生活行動時間の「時代効果」と「世代効果」のパラメータから推計した各予測数字を基に、未来事業創研に所属する専門家の知見を交え、各生活行動時間を総合的に予測した。

Future Time Useカード例

メディアリサーチ事業のビデオリサーチが提供する東京50km圏に住む12~69歳の2014~2022年の生活行動時間データ49項目を使用した。同じ調査項目で得られる継続調査データから①時代効果②年齢効果③世代効果の3つの効果に分離することで、変化の構造を明らかにするコーホート分析を行った。コーホートは出生年・年代が同じ集団を指す。

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