実際Webマンガはいま「横読み/縦読み/それ以外」のどれが主流なんだ!? 描き手にアンケート【MMD研調べ】

縦読みマンガの投稿・応募先の上位は「LINEマンガ」「pixivコミック」「comico」。

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、「WEBTOON制作」に関する調査結果を発表した。15歳~69歳の男女20,000人(予備調査)、直近1年で縦読みのマンガ制作経験がある500人(本調査)が回答している。

「WEBTOON」とは、一般的にWeb公開を前提に執筆制作されたマンガ作品を指す。またその読み方は、「横読みのマンガ」(単行本など従来の形式/専用ソフトなどを使い横にめくっていくタイプ)、「縦読みのマンガ」(縦スクロールさせて読んでいくタイプ)、「それ以外」(4コママンガ/1コマずつアップする形式など)にわかれる。

実際に「制作した」マンガと「制作したい」マンガに差異

まず20,000人を対象に「直近1年でのマンガ制作経験」を聞くと、「制作経験がある」は6.6%。性年代別では20代男性(n=1,574)13.5%、20代女性(n=1,496)11.4%、30代男性(n=1,720)11.2%が上位だ。

「今後、漫画の制作意向があるか」では「ある」は13.3%。今後マンガの制作意向があると回答した2,666人に「制作意向のあるマンガの種類」を聞くと、「縦読みのマンガ」37.5%、「横読みのマンガ」48.3%で、横読みのほうがかなり多い。

一方、直近1年でマンガ制作経験があると回答した1,320人に、「直近1年に制作経験のあるマンガの種類」を聞くと、「縦読みのマンガ」46.8%、「横読みのマンガ」50.8%でわずかに横読みが上回った。

これを、縦読みのマンガ制作経験者(n=520)に聞くと「縦読みのマンガ」が72.3%だが、横読みのマンガ制作経験者(n=552)に聞くと「横読みのマンガ」74.3%で、横読み派のほうが高い制作意向を示した。

直近1年に縦読みマンガの制作経験がある619人、横読みマンガの制作経験がある671人を対象に、「縦読み・横読みマンガの読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験」を聞くと、「縦読みマンガの読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験」は52.6%、「横読みマンガの読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験」は50.1%でわずかに縦読みが上回る。

なお直近1年に縦読みのマンガ制作経験のある500人を対象に「直近1年で投稿・応募した縦読みマンガの投稿・応募先」を聞くと、「LINEマンガ」34.2%、「pixivコミック」21.8%、「comico」18.4%が上位だった。

調査概要

  • 【調査対象】予備調査:全国の15歳~69歳の男女、本調査:直近1年で縦読みのマンガ制作経験がある人
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2023年4月5日~7日
  • 【有効回答数】予備調査:20,000人、本調査:500人
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