日立が生成AIの安全・有効な利活用を推進する新組織「Generative AI センター」設置
業務利用を進めて生産性向上へのノウハウを蓄積、安全な利用環境を顧客企業に提供へ
日立製作所は、生成AI(人工知能)の安全・有効な利活用を推進する新組織「Generative AI センター」を設置した、と5月15日発表した。日立グループ32万人がさまざまな業務で生成AIの利用を進めて生産性向上へのノウハウを蓄積し、安全な利用環境を顧客企業に提供する。生成AIの先端的なユースケースや価値創出を支援するコンサルティングサービスを6月に始める。
Generative AI センターは、データサイエンティストやAI研究者と、社内のIT、セキュリティ、法務、品質保証、知的財産の専門家が集まり、リスク管理しながら生成AIの活用を推進する。グループ内で文章の作成・要約、翻訳、ソースコード作成などの業務に使用し、生成AIの導入を検討する企業にセキュリティ・知的財産などの知識を組み合わせて利用環境を提供する。
Generative AI センターでは生成AI利用時のリスクを考慮した業務利用ガイドライン第1版を4月末に発行した。今後内容を更新するとともに社員向けの相談窓口を設ける。さらに社内利用環境「Generative AI アシスタントツール」の活用を5月末に始める。Generative AI センターがサポートし、議事録の自動生成やシステム実装でのローコード・ノーコード化を進める。
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