若手クリエイター「初めてデジタルで絵を描いたのは15歳以下」が4割超! 10歳以下も1割ほど【セルシス調べ】
イラスト マンガ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)の開発・販売を行うセルシスは、「グラフィックコンテンツの創作活動」に関する調査結果を発表した。ヨーロッパ4か国(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン)の10代~30代のクリエイター6,385人が回答している。
初めてデジタルで絵を描いたデバイスは「タブレット・スマホ」が過半数
まず「デジタルとアナログのどちらの方法で絵を描きますか?」と聞くと、「いつもアナログ」が最も多いのはフランスで36.9%、最も少ないのはドイツで24.6%だった。ドイツでは75%以上がデジタルツールを活用していることとなる。
次に「初めてデジタルで描いたのは何歳のときですか?」と聞くと、ボリュームゾーンの16歳~20歳が33.4%を占めるが、11歳~15歳も30.4%と多い。平均は17.1歳となった。5歳以下、6歳~10歳も合わせると、「15歳以下」は43.4%を占める。
国別の傾向では、フランスが18.1歳と高く、スペインの16.0歳と2歳ほどの差がある。またスペインは10歳以下で始めた人が21.2%と唯一2割を超えており、低年齢からデジタルツールを活用しているお国柄が伺える。
そこで「初めてデジタルで絵を描いたデバイス」を聞くと、最多は「PC」42.7%。それに「Androidスマートフォン」22.0%、「iPad」17.9%が続いた。身近にあるモバイルデバイスでデジタル制作にチャレンジし始めた人も多い。国別で見ると、ドイツはPCが35.0%まで低下しており、タブレットから始めた人が多いようだ。
「現在使用しているデバイス」では「iPad+ApplePencil」「PC+液晶タブレット」「タッチスクリーン付きPC+スタイラスペン」が上位。タブレットやモバイル端末も多く、環境を使い分けている様子がうかがえる。
調査概要
- 【調査対象】イギリス、フランス、ドイツ、スペインの4か国の10代~30代クリエイター(直近30日間に絵を描いたと回答)
- 【調査方法】Schlesinger社が実施。
- 【調査時期】2022年8月3日~10月7日
- 【有効回答数】6,385人
・イギリス:1,659名(10代:522名、20代:502名、30代:606名)
・フランス:1,557名(10代:526名、20代:511名、30代:504名)
・スペイン:1,574名(10代:521名、20代:521名、30代:517名)
・ドイツ:1,595名(10代:522名、20代:523名、30代:512名)
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