「三越伊勢丹」を騙るフィッシング詐欺サイトが急増、高齢者を狙い打ち?【BBソフトサービス調べ】

「Yahoo!」「えきねっと」などを騙る詐欺メッセージにも引き続き注意を。

BBソフトサービスは、「インターネット詐欺リポート(2022年7月度)」を発表した。同社が開発・提供するネット詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」により検知された詐欺サイトについて、集計および分析を行っている。

「三越伊勢丹ショッピング」の情報を盗むサイトが突如ランクイン

まず2022年7月における「詐欺ウォール」の詐欺サイト検知数は440万4,920件で、2022年6月から42万4,803件増加した。

傾向としては、引き続きクレジットカードを狙ったフィッシング詐欺が多いが、7月度は三越伊勢丹ショッピングサイトのログイン情報を盗むフィッシング詐欺サイトが急増し、6月の圏外から8位にランクアップしていた。一般的なECサイトより、三越伊勢丹ショッピングは利用者の年齢が高く、そうした高齢層を標的にした可能性が考えられる。

フィッシング詐欺サイトをカテゴリ別に見ると、「クレジットカード/ファイナンス」情報を狙う詐欺サイトの割合が増加しており、過去最高の83.2%を記録している。この他にも、「Yahoo!サービス」のログイン情報を盗む詐欺サイト、そして「えきねっと」の詐欺サイトも増加しているという。こちらも夏の行楽時期に合わせて、標的を絞っていることが考えられる。

BBソフトサービスでは、フィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイントとして、以下の項目をあげている。

・メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する。
・個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する。
・SSL通信が提供されているかどうかチェックする。
・ログインID・パスワードの使い回しを控える。

調査概要

  • 【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL
  • 【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計など
  • 【調査時期】2022年7月13日、19日
  • 【調査件数】159件
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

Discover
「Discover(ディスカバー)」とは、Chromeブラウザとスマートフォンの ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]