博報堂DYメディアがテレビとデジタルの統合運用・分析に「Yahoo! JAPAN」データを連携

「Tele-Digi AaaS」強化、テレビCM・Yahoo!広告のクリエイティブごとのリーチなど分析

小島昇(Web担編集部)

2022年6月23日 7:01

総合メディア事業の博報堂DYメディアパートナーズは、テレビとデジタル(テレデジ)を統合管理して広告運用する「Tele-Digi AaaS」に「Yahoo! JAPAN」のデータを連携させ、テレビCMやYahoo! JAPAN上のユーザー行動の効果を可視化するサービス提供を始める、と6月22日に発表した。ヤフーのデータクリーンルーム「Cocoon」を活用し、博報堂DYメディア独自のアルゴリズムと掛け合わせてテレデジ統合運用を実現した。

テレビとデジタルを統合した「Reach & Frequency(R&F)」を指標とする統合運用に加えて、対象キーワードの自然検索数がどの程度上昇したかのサーチリフトや、CTR(クリック率)・CVR(顧客転換率)リフトを指標とした統合運用が可能になる。テレビCMとYahoo! JAPAN上の行動によるリーチ・行動変容や、ターゲット別のリーチ・行動変容を可視化する。フリークエンシー(広告接触頻度)ごとの行動変容分析もできる。

「Yahoo!広告」で行動変容を起こしたユーザーの興味関心を分析したり、テレビCM・Yahoo!広告のクリエイティブごとのリーチや行動変容を分析したりできる。Tele-Digi AaaSは、広告メディアビジネスをDX(デジタル変革)して広告効果の最適化で事業成長に貢献する次世代型モデル「AaaS」のソリューションのひとつ。今後もテレデジ広告の効果最大化を可能にするサービスを順次導入して、企業の事業目標の達成に貢献する。

Tele-Digi AaaS with Yahoo! JAPAN のダッシュボードイメージ
Tele-Digi AaaS with Yahoo! JAPANの概要図

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる