「Yahoo!ニュース」で媒体各社への配信料支払いにユーザー評価を加味する仕組みを導入
「記事リアクションボタン」クリック率データ利用、課題解決につながる記事の支援促進
ヤフーは、「Yahoo! JAPAN」のニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」で、ニュースを提供する媒体各社への配信料の支払いに、ユーザーの評価を加味する仕組みを導入した、と11月17日発表した。ユーザーが記事の内容にフィードバックできる「記事リアクションボタン」のクリック率データを利用する。ユーザーの課題解決につながる記事の支援促進が目的となる。
Yahoo!ニュースは現在、約650媒体から1日約7000本の記事を配信。記事の閲覧数(PV)などに基づいた額を配信料として媒体各社に支払ってきた。2016年4月にはユーザーの課題解決につながる記事を支援するため、追加で配信料を支払う「課題解決バリュープログラム」を開始。今回、その支払い指標の1つに記事リアクションボタンのクリック率を活用することにした。
これによって、課題解決バリュープログラムの支払い対象の媒体数が1.4倍程度増える見込みだという。今後、媒体各社に意見を聞くとともにボタンが押される傾向やユーザーの反応を参考に、記事リアクションボタンや支払い指標の改善を進める。ユーザーのフィードバックに基づくことで、閲覧数に関わらずユーザーにとって価値の高い記事への支払い環境を整える。
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