65歳以上のシニア層スマホユーザー、実は10年選手が4人に1人【メトロアド調べ】
メトロアドエージェンシーは、シニア層におけるスマートフォンの所有・利用状況について調査した結果を発表した。65歳以上の東京在住の男女600人(事前調査2,288人)が回答している。
スマホ使いを楽しんでいるシニア層が多数派
まず事前調査として2,288人に「スマホの所有状況」を聞くと、79.2%がスマホを所有していた。年齢別で見ると80歳以上でも6割以上がスマホ利用者となっている。
続いて、スマホ所有者である600名を対象に「はじめてスマホを所有した時期」を聞くと、「2011年以前」25.8%が圧倒的に多く、「2016年以前」を集計すると53.8%と半数以上に達している。実はかなり以前からスマホを利用しているシニア層が多い。ちなみに2011年は「iPhone 4S」が発売された年に当たる。iPhone 4Sはソフトバンクに続きKDDIが取り扱いを始めたこと、発表直後にスティーブ・ジョブズが亡くなったことでも注目された機種だ。
「スマホを所有したきっかけ」については、「スマホで使いたい機能があった」36.3%、「周囲にスマホ利用者が増えた」33.0%、「家族の勧めで」31.0%が上位となった。コミュニケーションアプリや写真共有アプリなど、ガラケーではできなかった交流を求めて、乗り換えた人が多いようだ。
ただし、「スマホの主な機能で使ったことがあるもの」では、「電話をする」87.5%、「メールをする」77.0%、「写真を撮影する」74.3%と、ガラケー時代からの機能が上位となっている。一方ガラケーでの利用は少なかった「検索する」は63.3%に達しており、なにかしら毎日検索するという人がほぼ半数を占めていた。
そしてシニア層がスマホを使っているときの“感情”について聞くと、「スマートフォンを使うのは便利だ」75.3%、「スマートフォンをもっと使えるようになりたい」61.3%、3位「スマートフォンを使うのは楽しい」45.2%と、肯定的な感情が多かった。
調査概要
- 【調査対象】東京都在住の65歳以上の男女かつスマホ所有者
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2021年7月30日~8月3日
- 【有効回答数】600人(事前調査2,288人)
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