「インサイドセールス」「カスタマーサクセス」職の求人が、2年半で約7.4倍に増加【doda調べ】

これらの職種について、営業職経験者の大半が十分理解していないという現状も浮き彫りに。

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「新しい時代に求められる営業職に関する調査」の結果を発表した。20~40代のdoda会員(営業職経験者)362人が回答している。

“新しい時代に求められる営業職”が従来職の1.3倍に達する

「新しい時代に求められる営業職」とは、「インサイドセールス」職や「カスタマーサクセス」職を指す。「インサイドセールス」は、電話やメール、ビデオ会議システムを用いて顧客とコミュニケーションし、見込み顧客の獲得から商談設定・受注までを行う職種。「カスタマーサクセス」は、購入・契約後のフォローを通して、自社サービスの価値を最大限に引き出せるよう継続的に顧客を支援する職種だ。

この調査では、2019年1月および2021年7月に「doda」に掲載された、「新しい時代に求められる営業職」の求人(仕事内容欄に「インサイドセールス」または「カスタマーサクセス」の文言が入っている求人)の数を比較した。

その結果、営業職全体はほぼ横ばいにもかかわらず、「新しい時代に求められる営業職」の求人掲載数は、約7.4倍に増加していた。また、「doda」の求人広告1件当たりの応募数を比較すると、2021年7月では“新しい時代に求められる営業職”の求人のほうが、営業職全体の求人よりも約1.3倍応募数が多かった。SaaS系企業・サービスの成長が進み、これらの職種が重視されるように変化したことが背景にあるという。

2019年1月1日~2021年7月31日の間に「doda」に掲載された求人データをもとに算出

一方で、「カスタマーサクセスの仕事を理解していますか?」と聞くと、「理解していない」「あまり理解していない」との回答が67.4%と半数を大きく超えた。「インサイドセールスの仕事内容を理解していますか?」という質問でも、「理解していない」「あまり理解していない」は43.1%にまで達している。今後は、営業職自身が新時代の職種を理解することがカギとなるだろう。

調査概要

  • 【調査対象】20~40代のdoda会員(営業職経験者)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2021年7月2日~9日
  • 【有効回答数】362人
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