正社員の初年度年収が徐々に復調、2021年7月平均は「455.2万円」で前月比0.9万円の増加【マイナビ調べ】

平均初年度年収では、業種別でも職種別でも「コンサルティング」がトップに。

マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、「2021年7月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表した。マイナビ転職に掲載された求人について、「平均初年度年収」を未経験・経験者求人別に集計している。

ひさしぶりに経験者求人数が減少に転じる

それによると、7月の全国平均初年度年収は、455.2万円で、前月の454.3万円から0.9万円(0.2%)と微増した。一方、前年同月からは0.6万円(0.1%)の減少となった。

募集条件別平均初年度年収推移<全国>

経験者・未経験者の求人割合を見ると、未経験者62.7%:経験者37.3%で、ひさしぶりに経験者求人数が減少に転じた。

掲載求人の募集条件比率推移

業種別の平均初年度年収では、「コンサルティング」がもっとも高く516.1万円。以下「IT・通信・インターネット」504.2万円、「不動産・建設・設備」483.9万円が続く。業種別で経験者・未経験者の求人割合を見ると、「運輸・交通・物流・倉庫」での未経験者求人割合が85.5%で最も高かった。

平均初年度年収ランキング(2021年7月度)<業種別>
応募条件比率(2021年7月度)<業種別>

同様に、職種別の平均初年度年収を見ると、「コンサルタント・金融・不動産専門職」557.7万円が最も高く、以下「ITエンジニア」539.3万円、「建築・土木」507.8万円が続いた。未経験者求人の比率が最も高い職種は「保育・教育・通訳」88.9%となっている。

平均初年度年収ランキング(2021年7月度)<職種別>
応募条件比率(2021年7月度)<職種別>

調査概要

  • 【調査対象】該当月に、総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された、正社員の求人情報を集計
  • 【初年度年収の計算方法】マイナビ転職では、初年度年収は求人ごとに幅をもって記載されている。当レポートでは、各求人に掲載されている初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として「初年度年収」を算出(例:マイナビ転職上で初年度年収が400万~550万円だった場合、当レポート上の1案件あたりの初年度年収は475万円と計算)
  • 【調査期間】2021年7月1日~31日
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