男性美容はアプリでも? 10代~30代男性の“顔加工カメラアプリ”利用率は4割近く【SheepDog調べ】
SheepDogは、10代~30代男性を対象とした「顔加工カメラアプリの利用」に関する調査結果を発表した。15歳~39歳の男性400人から回答を得ている。
顔加工カメラアプリとは、自撮り(ポートレート撮影)の際に、顔面の輪郭や色調、さらには肌の質感やパーツサイズなどを加工できる機能を持つアプリを指す。独立型のカメラアプリにフィルタとして用意されている場合もあるが、SNSアプリそのものにこうした機能が用意されていることも多い。アプリによっては顔だけでなく、周りの風景を加工することも可能であったりとさまざまなアプリが登場しており、代表的なアプリとしては「SNOW」があげられる。
10代より上・高収入層の男性が、がっつりと顔加工を活用
まず、「自撮りの際、顔加工カメラアプリを使いますか?」と聞くと、「顔加工カメラアプリをまったく使わない」66.5%が主流だったが、残りは33.5%となり、3人に1人は顔加工カメラアプリを使っていることとなる。利用者の比率を見ると、「たまに顔加工カメラアプリを使う」19.5%、「よく使う」8%、「絶対に使う」6%となった。
10代・20代・30代の年代別で見ると、やはり若年層ほど高いが、10代43.28%、20代36.09%、30代21.06%と、20代もかなり高い。SheepDogでは「マッチングアプリに登録するための顔写真」の撮影のため、20代で高い利用率になったのではないかと推測している。
居住地別で見ると、今回の調査対象である宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県では、愛知県がもっとも高く、宮城県、福岡県がそれに続く。首都圏より地方のほうが利用率が高いようだ。
さらに「500万円未満」「500万~1000万円」「1000万円以上」の世帯年収別で見ると、世帯年収1,000万円以上では11.63%が「自撮りの際に必ず顔加工カメラアプリを使う」と回答しており、他の層の倍以上となっていた。近年は男性美容への注目も高まっているが、高収入層ほど、ビジネス用やSNSにアップロードする写真にも気を遣っていることが推察される。
アプリでの顔面加工は、“10代のお遊び感覚”の側面が強いと思われがちだが、実際にはそれより高い年齢層でもしっかりと活用されていることが判明したと言えるだろう。
調査概要
- 【調査対象】全国の15歳~39歳の男性(居住地:宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県)
- 【調査方法】ネットリサーチ(調査メディア:STRATE[ストラテ])
- 【調査期間】2021年7月19日
- 【サンプル数】400人
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