テレワーク・デイズでさらに上昇? 都内企業のテレワーク実施率、5月は64.8%で過去最高に【東京都調べ】
4月の前回調査(56.6%)から大幅上昇、70%突破も有り得る?
2021/6/16 16:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
東京都(産業労働局)は、2021年5月における都内企業のテレワーク実施状況について、アンケート調査した結果を発表した。都内企業(従業員30人以上)460社から回答を得ている。
テレワークを巡っては、東京オリンピック・パラリンピック期間中(7月19日~9月5日)において、テレワークの集中実施を求める「テレワーク・デイズ」が総務省より発表されている。
東京五輪目前、都内企業のテレワーク実施率が過去最高に
今回の調査によると、5月の都内企業のテレワーク実施率は64.8%だった。2021年2月以降、徐々に下降傾向を見せていたが、4月から大幅上昇し、過去最高の数値となっている。テレワークを実施した社員の割合で見ても、4月の49.8%から54.8%と、かなりの増加を見せている。
従業員規模別で実施率を見ると、やはり社員数が多い企業ほど実施率が高く、300人以上では82.8%に達していた。
テレワークの実施回数については、「週1日」30.9%→29.6%、「週3日」18.0%→20.5%、「週3日」15.9%→13.3%、「週4日」12.4%→12.0%、「週5日」23.4%→24.6%となっており、やや二極化の傾向が見られた。
なお東京都では終日テレワークの実施回数のテレワークに加え、「半日・時間単位のテレワーク(テレハーフ)」を推奨しているが、活用率は17.8%と2割未満だった。
調査概要
- 【調査対象】都内企業(従業員30人以上)
- 【調査期間】2021年5月
- 【有効回答数】460社
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