コロナでMAツール導入企業が増加、2020年7月は対前回伸長率27.2％の大幅上昇【Nexal調べ】

Nexalは、国内企業のマーケティングオートメーション（MA）ツールの導入率について調査した結果を発表した。国内58万社のWebサイトに対して独自プログラムを用いたクローリングを行い、対象タグが実装されているかを直接調査した（調査時期：2021年1月）。

58万社におけるMA導入率は1.2％、上場企業のMA導入率は11.3％

その結果、全調査対象58万社におけるMA導入数は6,866サイト（1.2％）となった。このうち上場企業は3,824社中431サイト（11.3％）がMAツールを導入していた（1社で複数のMAツールを導入しているケースもあるため、単純積み上げではなく重複処理）。

2018年7月からの導入率変化を半年単位で見ると、国内企業全体でのMAツール導入率は0.1ポイント程度の増加だが、上場企業については、半年前（2020年7月）の10.4％から11.3％と、ほぼ1ポイントの上昇を示しており、上場企業での導入が加速していることがわかる。

また2020年1月→2020年7月は、MA導入企業数が対前回伸長率27.2％の大幅上昇を見せており、新型コロナでDXがさらに着目され、サイトのMA導入を推し進めた可能性が高い。

調査概要

• 【調査対象】国内576,946社のコーポレートサイト
• 【調査対象ツール】国内外主要17種類のツール
• 【調査方法】独自プログラムを用いたWebサイトクローリングによるソースコード調査（タグマネージャ内部も含む）
• 【調査期間】2021年1月（レポート内は2018年7月、2019年1月・7月、2020年1月・7月の経過を含む）
• 【企業属性】法人番号をベースにした独自DB環境による属性情報付与