感謝祭当日のアメリカのオンライン売上、過去最高の40億ドル超に。人気商品は「アナ雪2」【米Adobe調べ】
米Adobeは、米国のホリデーシーズンのオンラインショッピングに関する調査結果を発表した。AIテクノロジー「Adobe Sensei」と分析ソリューション「Adobe Analytics」を活用し、2019年のホリデーシーズン(11月1日~12月31日)のオンラインショッピングについて集計を行った。
アメリカのホリデーシーズンには、以下の記念日やセールスデイが含まれている。
- 感謝祭(11月の第4木曜日、2019年は11月28日)
- ブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日、2019年は11月29日)
- サイバーマンデー(感謝祭明けの月曜日、2019年は12月2日)
- クリスマス(12月25日)
感謝祭当日のオンライン売上は過去最高の44億ドル
Adobe Analyticsのデータによると、米国東部時間11月28日17時時点で、21億ドルが消費されているとのこと。これは前年から20.2%増となっており、加えて、米国のオンライン売上は、感謝祭夕食後に増えるため、最終的な感謝祭当日のオンライン売上は、過去最高の44億ドルに上ると予測されている。
12月1日時点でのトータル売上高は、720億ドル。ホリデーシーズントータルでの売上高は、昨年から14.1%増加し総額1,437億ドルになる予想だ。
具体的な売れ筋商品では、「Frozen 2」(邦題:アナと雪の女王2)の玩具が1位。2位も玩具の「L.O.L. サプライズドール」。3位・4位はゲームと、エンタメ製品が上位を占めたが、5位には「Amazon Fire TV」がランクインした。
モバイルからの購入が伸長、商品リサーチも積極的
12月1日時点での売上高を注文デバイス別で見ると、デスクトップが60.4%と一番多いが、感謝祭当日に限ると、オンライン売上の46.4%はスマートフォンから注文されていたとのこと。
消費者はより多くの時間を“商品のリサーチ”に費やし、感謝祭当日の朝に最終的に購入を決定している。平均注文額は感謝祭当日の朝から午後にかけて、150ドルから160ドルに増加する見込み。またセールスデイの特徴に合わせ、それぞれのタイミングで特売商品が出ると考え、購入を行っているという。そのため売れ筋商品は、日により変化している模様だ。
調査概要
【調査対象】米国のオンラインショッピング
【調査方法】Adobeの分析ソリューション「Adobe Analytics」のデータに基づくインサイト。1兆回以上の小売サイトへのアクセスと5500万の商品SKUの分析に基づく。米国上位100のオンライン小売業者のうち80社による取引を測定。
【調査期間】2019年のホリデーシーズン(11月1日~12月31日)
*今年は感謝祭が1週間遅くなったため、前年比の増加分は、2018年の数値に1週間分を追加で推測して計算。
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