富士通が「DMPインテグレーションサービス」を販売開始、社内外のデータを統合したプロモーションを実現

先行して導入したショッピングサイト「WEB MART」の実証実験ではCPAを約1/3に削減

富士通は、社内外のさまざまなデータを統合・分析して効果的なプロモーションを行う「DMPインテグレーションサービス」を8月23日に販売開始した。

同サービスは、同社のデジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(メタアーク)」の中核商品に位置づけられる。異なるチャネルごとに収集されている顧客情報を収集し、同社独自の技術でインターネット上の匿名データや第三者の外部データとマッチングさせることで、顧客情報に趣味や嗜好といった属性データを付加してプロモーションに活用できる。

同サービスを利用することで、従来は人手をかけて実行していた細かなプロモーショ活動を自律的に行うことができるようになり、企業の既存顧客との新たなエンゲージメント強化やビジネス拡大に向けた見込み顧客の獲得が可能になる。

「DMPインテグレーションサービス」のイメージ
「DMPインテグレーションサービス」のイメージ

サービスの販売開始に先駆け、同社のパソコンショッピングサイト「WEB MART」のディスプレイ広告配信において実証実験を実施したところ、同社の顧客データと広告事業を手がけるSupershipが保有するデータを連携させて広告出稿のターゲットをより細かく絞り込んだことで、広告閲覧から購買に至る一連の消費者行動でCPAを約3分の1に削減できたという。

「DMPインテグレーションサービス」の導入費用は個別見積もり。同社は、2018年度までに関連ソリューションと合わせて累計100億円の販売目標を立てている。

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