アドビ調査で期待に応えないWebサイトでは6割以上の消費者が商品購入・情報収集を中断

「Adobe Marketing Discovery」発表、テレビや新聞で気になる商品を調べるのは8割以上

アドビシステムズは、企業のWebサイトなどデジタルメディアが消費者の購買行動に与える影響に関する調査結果「Adobe Marketing Discovery」を2月2日発表した。Webサイトが期待に応えていない場合に商品の購入や情報収集を中断する消費者が6割を超え、顧客に不満を与えないサイト制作の重要性が改めて明らかになった。商品認知はテレビが最多で、テレビ、新聞で気になる商品をサイトで調べる消費者は8割を超え、商品の検討段階でもデジタルメディアが重要な役割を果たしていた。

Adobe Marketing Discoveryは、2014年10月21~24日にWebアンケートで調査を実施した。有効回答数は1000件。期待に応えていないサイトの場合に購入を中断した層が35.9%、情報収集をやめた層は50.2%あり、どちらかの中断は62.6%にのぼった。消費者が経験したサイトの問題では、情報がページによってや他のメディアと矛盾していることや、詳細な商品情報へのリンク切れ、デザインの統一感のなさ、古い情報があって混乱、問い合わせなど必須の情報がないこと--が指摘されていた。

商品認知のきっかけはテレビが80.5%と最多だったが、ニュースサイト・ポータルサイトが41.9%、企業サイトが31.3%、ソーシャルメディアが28.4%と、デジタルメディアの影響力が大きくなっている。店頭は40.1%、新聞は29.8%、雑誌は24.3%だった。テレビ、新聞、雑誌で気になる商品情報をサイトで調べる層は88.3%あり、店頭で気になった際も52.3%がサイトを見ていた。テレビ、新聞、雑誌での認知では不十分で、サイトの情報提供が重要になり、店舗との連携も求められていた。

アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/

Adobe Marketing Discovery
http://www.adobe.com/jp/news-room/news/201502/20150202_JapanConsumerRese...

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