転職サイト「イーキャリア」がネット関連業界の給与調査、平均年収は463万円

全職で平均年収が前回調査時より下降

※公開当初、タイトルが「平均月収」となっていました。正しくは「平均年収」です。失礼いたしました。

転職情報サイト開発、運営のソフトバンク・ヒューマンキャピタルは、同社が運営する転職サイト「イーキャリア」でインターネット関連業界で働く20歳以上のWEBプロデューサー・プランナー職、WEBディレクター職、WEBデザイナー職の給与に関する調査「第7回 インターネット関連業界の職種別給与調査」を実施、6月1日に結果を発表した。それによると、WEBプロデューサー・プランナー職の平均年収は575万円、WEBディレクター職は同503万円、WEBデザイナー職は同312万円、WEB制作関連職種全体の平均は463万円だった。調査機関は5月20日から同24日で、有効回答数は300。

WEB制作関連職の平均年収は、2008年12月に行われた前回調査と比べると、全職で下がっていた。下降率はWEBプロデューサー・WEBプランナー職で-9.3%、WEBディレクター職-3.1%、WEBデザイナー職では-22.2%となった。WEBデザイナー職の平均年収が大幅に下がっている理由は、WEBデザイナー職の「役職なし」の割合が90.0%で、前回調査よりも14ポイント高くなっていることが要因の1つと考えられるという。

また、WEB制作関連職の平均転職回数は、全体平均で2.4回。転職回数が「0回」は18.7%で、8割以上が転職を経験。転職回数が3回以上は4割強だった。転職経験者が現在の会社に転職するまでに経験した職種は、WEBプロデューサー・WEBプランナー職では「プログラマー」が33.3%で3人に1人が「プログラマー」を経験していた。WEBディレクター職では、「WEBディレクター」30.0%、「その他」が26.3%、「営業」が22.5%。WEBデザイナー職では、「その他」が39.3%、次に「WEBデザイナー職」29.2%、「事務・管理」24.7%だった。

利用しているソフトや技術の中で、利用頻度の高いものは、どの職種も「Photoshop」が最も多く、特にWEBデザイナー職では半数近くがあげた。デザイナーでは他に「Dreamweaver」や「Illustrator」があげられた。WEBプロデューサー・WEBプランナー職やWEBディレクター職では企画や管理で使用する「Excel」が上位となった。

今後身につけたい技術やソフトは、WEBプロデューサー・WEBプランナー職では、WEBアプリ開発に必要な「Java」や「動画/映像関連」「携帯/スマートフォン関連」。WEBディレクター職では、「PHP」「Flash/Action Script」「デザイン力」「HTML5+CSS3」。WEBデザイナー職では、「Flash/Action Script」が最も多かった。

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル
http://www.softbankhc.co.jp/

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