企業がブロガーに宣伝のための報酬を支払う行為を反対しているのは44.5%--ビルコム調査

神野恵美(Web担 編集部)

2007年2月13日 20:28

ビルコムは2月13日、「企業とブロガーの関係」に関する調査結果を公表した。

調査の結果、企業がブロガーにプレスリリースなどで積極的に情報開示することについて72.0%が「賛成」と回答。その理由として、79.5%が「企業の最新情報を知ることができる」と答える一方、反対派の74.1%が「よい情報しか開示しないことが多く、信用できないから」と答えた。また、企業のプレスリリースを見たことが「ある」と回答したのは、40.8%だった。

企業がブロガーに、宣伝のために金銭を支払う行為について44.5%が「反対」、55.5%が「賛成」と回答。「反対」の理由として「お金をもらってブログを書いたのか、本当に書き手がよいと思ったのかがわからず読者の混乱を招くから」(79.8%)、「賛成」の理由として「企業のために書いた記事の報酬を受け取るのは当然だから」(68.0%)を挙げた。

また、「自社商品(サービス)のオススメを書いてもらうため、企業がブロガーにお金を払う場合があります。そのことを知っていましたか?」という問いに対し、41.3%が「知っている」と回答。そのうち「企業からお金をもらって書いている友人・知人のオススメ商品(サービス)を信用しますか?」という問いに対し、63.0%が「信用しない」と回答した。

調査は、2007年2月5~7日の間、全国の20代以上の男女400人を対象にネットで行われた。

ビルコム
http://www.bil.jp/

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