日本コモドがSSLサーバ証明書のルート認証局を2048ビットにアップグレード

日本コモドは10月23日より、同社の提供しているSSLサーバ証明書発行サービス「EnterpriseSSL」で利用するルート認証局の仕様を、公開鍵の鍵長を2048ビットに、署名アルゴリズムを従来のmd5と比較してより安全とされるsha1にそれぞれ移行することを発表した。

計算機のコストあたりの暗号解読能力は年々向上しており、十分な安全性を確保するためには、必要に応じて暗号強度を増大させていくことが不可欠となる。米RSA Security社が2003年に発表した報告書によると、特に重要な役割を担うルート認証局については遅くとも2010年中に、2048ビットの鍵長へ移行することが強く推奨されている。

ルート認証局新旧比較
EnterpriseSSL現行証明書新証明書(10/23~)
ルートCA GTECybertrust GlobalUTN-USERFirst-Hardware
ルート有効期限2019/8/142019/7/10
ルート鍵長1024ビット2048ビット
ハッシュ関数md5RSAsha1RSA

また、同社では今回の2048ビットルートへの移行に伴いメニューと価格体系の変更を行い、3年間有効の証明書を新たにメニューに加える。従来と比較して、複数年有効な証明書が大幅に格安になっている。

新価格体系(税込)
1年6万3,000円
2年9万4,500円(1年あたり4万7,250円)
3年12万6,000円(1年あたり 4万2,000円)

新規仕様、価格体系での証明書発行開始は10月23日から。

なお、過去に発行されたサーバ証明書については今回の仕様変更は一切影響ない。

日本コモド株式会社
http://www.comodojapan.com/

日本コモド EnterpriseSSLサーバ証明書
http://www.comodojapan.com/enterprise_ssl.html

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