コンピュータ言語のひとつで、データベース(RDB/Relational Database)を操作するための言語。プログラミング言語とは異なることを示すために、データベース言語ということもある。
1987年にISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)によって、ANSI X3H2(米国規格協会のデータベース委員会)による統一標準規格が採用されて、国際標準化しているため、Oracle Database、MySQL、PostgreSQL、SQLiteなど、さまざまなRDBMS(データベース管理システム)で利用できる。
複雑な処理も指示できるプログラミング言語と比して、データベース言語は命令しかできず、文法もシンプルなのが大きな特徴である。SQLは、DDL(データ定義言語、Data Definition Language)、DML(データ操作言語、Data Manipulation Language)、DCL(データ制御言語、Data Control Language)の、3つの言語要素に大別される。
基本は直接RDBに1つずつ命令、実行していくが(対話型SQL)、やや複雑な操作を行う際は、他のプログラミング言語にSQLの命令文を埋め込んで命令、実行していく(埋め込み型SQL/Embedded SQL)。