自然検索で流入6倍！ SEO施策「ストックコンテンツの作り方」とは？

• [WEBプロデューサー / 正社員] 株式会社ぐるなび（東証1部上場）従業員1500人以上
  【ぐるなび】Web企画プロデューサー※クラブミシュラン担当募集開始！！
• [マーケティング・市場調査 / 正社員] 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
  【マーケティング担当】大手通信企業系WEBソリューション企業での募集！

今週の担当は四谷です。先週はイベントWeekでこれまた、本が全く読める状況にありませんでした。読みたい本を今回も紹介します。

丹下健三―一本の鉛筆から （日本図書センター）– 1997/12/25
著：丹下 健三

丹下健三は、東京都庁や国立代々木競技場、広島平和記念公園などさまざまな建造物を作った人で、国内外から高く評価される建築家でもあり、「世界のタンゲ」の愛称で親しまれています。

建築に関しては素人同然の私ですが、オリンピックの開催を来年の2020年に控えたこともあり、テレビではさまざまな切り口でオリンピックを盛り上げる番組が制作されています。1964年の東京オリンピックで建築された国立代々木競技場を設計した「丹下健三」にフォーカスした番組を見て興味を持ったのがきっかけです。

国立代々木競技場は、

• 来場者が迷わず会場に出入りできること
• 会場内では柱がなく、どの席からでも競技が観戦できること

といった、「来場者がスポーツ観戦を楽しめること」を目的とした設計がなされていると知りました。国立代々木競技場は、半円をずらしたような形状をしているため、誰が見てもどこが出入り口なのかわかるといったことです。複数の駅から来場者が来る競技場では、入口と出口がわかりづらかったら、困りますよね。そういったことへの配慮があったそうです。

• 誰のための建築なのか？
• 建築の目的は何か？

をとても大事にして、設計をしていったという話を聞き、私が記事を書く時に大切にしていることと「全く一緒だ」と驚きと同時に「私のやりたいことは間違ってないんだ」と安堵しました。

また、丹下はよくコンペのギリギリまで最高のものを作るために悩みに悩むそうで、時には明日に迫った提出期限の前日に、進めていた設計図を白紙に戻すこともあったそう。いわゆる、「ひっくり返し」をするときは、進んでいる設計や模型を見てチームメンバーに「あなたは、この街に住みたいと思いますか？（これは目的を達成できるものですか？）」と尋ねて、イチからやり直しをしていたそうです。

チームメンバーからすると、「ここからの作り直し」に愕然とするはずです。でも、この感覚ってとっても大事なんですよね。とまたここでも共感。記事を作った後「自分はこの記事を読みたいと思うか？」を必ず自問自答する。そして、高みを目指す。

もちろん、私が行っているプロジェクトの規模は、丹下とは比較になりませんが、「根幹は同じ」というところにとても共感を得て、彼の自叙伝を読んでみたいと思いました。

「記事って何のために、作っているのだろう」という存在意義そのものについて考えることがあります。今回テレビ番組で私がきっかけを得たように、この私のコラムを見て丹下健三に興味を持ってもたらえたら幸いです。

さぁ、今週も頑張りましょう！

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください：
https://webtan.impress.co.jp/editors_note