2 一目でわかる比較レポート
こちらもまた、今まで知らなかったことが恥ずかしいと思った機能の1つだ! 前月(比較対象とする期間は自由に決めてよいだが)との比較をしたいなら、すべてのデータを一目で見ることができる。
私が気に入っているのは、差を計算して、比較の概要をすぐに表示してくれるところだ。これは気が利いている! それに加え、このデータをPDF形式でエクポートすれば、レポートを誰かに送信したり、定期的に電子メールでレポートを受け取るように設定したりするのもすごく簡単だ。
3 正規表現の活用
私は開発畑の出身なので、これまでにも多くの場面で正規表現を使ってきた。だから、検索の実行やフィルタの設定、その他多くの操作で正規表現をいろいろ使えることを知って、本当に興奮した。
以下のリストに挙げたのが、Google Analyticsで使える正規表現だ。ずっと前から使っていたとしても笑わないで。私以外の人もこれに感激していたんだから。
ワイルドカード | 意味 |
---|---|
. | 任意の1文字とマッチ |
* | 直前の表現を0回以上繰り返したものとマッチ |
+ | 直前の表現を1回以上繰り返したものとマッチ |
? | 直前の表現が0回または1回出現したものとマッチ |
| | 論理和(「または」の意味) |
アンカー | 意味 | 補足 |
---|---|---|
^ | ~で始まる | 「^/blog/」は「/blog/で始まるすべて」を意味する。 「^」は正規表現の先頭に置かなければならない |
$ | ~で終わる | 「html$」は「htmlで終わる」を意味する。 「$」は正規表現の最後に置かなければならない |
グループ化 | 意味 |
---|---|
() | かっこ内の内容を1つのアイテムとして扱う。 たとえば「grand(ma|pa)」は「grandma」または「grandpa」にマッチする。 「(.*)」と書くと、あらゆる文字にマッチする |
[] | かっこ内の文字のどれか1つとマッチする。 たとえば「[0123]」は「0」「2」「2」「3」のどれかとマッチする。 「[0-9]」は「0」から「9」のどれか、「[a-z]」は「a」から「z」のどれか、「[A-Z]」は「A」から「Z」のどれかにマッチする |
- 「¥」は特殊文字をエスケープする。たとえば「[」という文字にマッチさせたい場合は「\[」と書く。同様に「(」にマッチさせるには「\(」を、「\」にマッチさせるには「\\」と書く。セミナーで、講師のデビッド・ブース氏は「疑わしきはエスケープ」と言っていた。
この正規表現によって、このサイトの各セクション内の第2階層フォルダ「2009」と「2010」内にある「04」または「05」フォルダ(つまり、2009年と2010年の4月と5月の記事それぞれ)を検索できる。
ほかにも、たとえば「^/(article|blog|news)/」とすれば、「/article」「/blog」「/news」ディレクトリへのアクセスだけに絞り込める。
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