Google Analyticsの使い方&解析ワザ

携帯のアクセス解析はまだまだ様子見

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携帯のアクセス解析はまだまだ様子見

Google Analyticsがいよいよ携帯版を出した! とTwitter的にはもっとも重大なニュースだが、現場の視点で見ると、「まあ、ちょっと落ち着いて」という段階だ。

まだパイロット版で、画面もわからない。通常のGoogle Analyticsの[ユーザー]のメニューに[携帯]か[モバイル]というメニューが追加され、PC版と同じようにレポートが見える。その点はとても利便性が高い。

ただし、自分のサーバーにソフトをインストールしなければ動作しないやり方なので、ちょっとハードルが高い。PC用のようにページにコードを設定すればそれだけでOKというわけにはいかない。言語はPHP、Perl、JSP、APSXに対応しているが、Rubyは未対応だ。

日本独自で拡張される点は頼もしいが、はたして日本の携帯事情にどこまで肉薄できるか、その点はお手並み拝見だ。現在、英語版のコードを覗くことができるが、プログラムを見る限り、日本の携帯はドコモしか入っていない。もちろん、ベータ期間中のフィードバックを受けて、格段に良いプログラムを見せてくれることを期待したいが、日本のモバイル特有のクッキーもJavaScriptもない世界の技術的な障壁をどこまで超えてくるかは未知数だ。

米国はiPhoneとAndroidが主なターゲットだろうから、クッキーもJavaScriptも大丈夫な世界だ。しかも、キャリアのゲートウェイも通過しない。この辺の日米の事情の違いをどこまでキャッチアップできるだろうか。

クッキーのない世界で、はたして、「セッション」という単位が綺麗に見えるのか、期待しつつ見守りたい。

ユニークユーザー分析ほか、かゆい所に手が届く機能満載

ここまでで紹介した内容の他にも、いくつかの追加要素があるので書き出しておこう。

  1. サイト内検索の文字化け解消
    これは、リリースにはなかったが、サイト内検索は、これまでUTF-8以外の文字コードで書かれたサイトでは文字化けしていた。これが、9月15日に解消されている。サイト内検索は、改善するとビジネス効果が高いので、おまけとして付け加えておく。ただし、9月15日以前の文字化けは直っていないそうなので、注意が必要だ。

  2. ユニークユーザーの分析
    参照元ごと、キーワードごとにユニークユーザーがわかるようになる。ヤフーから来たのが100人で、そのうち「インプレス」というキーワードで来たのは10人、というのがわかるようになる。まずはカスタムレポートだけで使用できる。

  3. アドバンス・テーブルフィルタ
    これがもっともよく使う機能だろう。使ったもの勝ちの機能だが、典型的な例として、「直帰率の高い順にキーワードを並べて見たいけど、セッション数は100以上のものだけ見たい」といったことができる。SEOのキーワード分析には重宝しそうだ。日本語の画面ショットを付けておく。

アドバンス・テーブルフィルタの画面
参照元やキーワードのリスト画面の下で複雑な絞り込みができる。キーワードの文字列の絞り込みに加え、利用状況や目標のセッション、直帰率といった値で絞り込め、かつ複数の条件がセットできる。
◇◇◇

先日、筆者が所属するアユダンテ株式会社は、Google Analyticsのチームから日本初の「Google Analytics 認定コンサルタント(GAAC)」の認定を受けた。それでわかったのは、グーグルと世界中の公式コンサルタントとの間で、かなり密なコミュニケーションが行われていることだ。

Google Analyticsの米国のチームは、認定コンサルから要望を吸い上げて、スピーディーに対応していく、少数精鋭のチームのように見える。

Googleの数あるプロジェクトの中でも、このGoogle Analyticsが今後の市場に与える影響は大きい。いよいよエンタープライズ用として勝負できる迫力が出てきた印象だし、さらなる進化に向けて、チームはまだまだやる気満々な感じだ。今回の機能拡張は、「ゴング」が鳴った感じさえする。誰と戦う気なのかはさておき……

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