いつもWeb担当者Forumをご覧頂きありがとうございます。
今週から交代で編集部ブログ「Web担のなかの人」を担当する事になりました。金曜日はWeb担歴2か月の新米編集者、鈴木がお届けします。
突然ですが皆さん"インプット"してますか?
私が入社した当初、当時の上司にまず初めに言われたことは”周りを見ろ”ということでした。この言葉には、視野が狭い人間にはそれだけの情報しか入ってこない、インプットしていない人間からアウトプットされることは少ない(ない)、という意味が込められています。
今回は先月私が参加したWeb担当者にオススメのセミナーをご紹介します。
この業界に入ってまだ日が浅い私にとって毎日が驚きの連続ですが、その中でも実際のセミナーに参加してスピーカーやモデレータの方々とお話する機会はとても充実したものです。また、それ以上に参加者の方とお酒を飲むのが楽しみだったりもするのですが……
第5回Webアクセスログ解析研究会
株式会社アクセントが開催する同社のアクセス解析ツールである「LogChaser」を活用した勉強会。実際に「LogChaser」を導入している企業のログデータを解析し、参加者全員で改善点を考え、次回の研究会ではその結果報告を行うといった一風変わった研究会です。お題はその会ごとに異なるのですが、直帰率の低下や1ユーザーあたりの閲覧数の増加、最終的にはコンバージョンを高める方法まで、アクセス解析ツールを用いた数値の見方や改善方法を一通り勉強できます。ただ聞いているだけのセミナーとは違い、参加者同士が活発的に意見をぶつけ合っていたのが印象的でした。
→第5回Webアクセス解析研究会の様子はこちら
→LogChaser
第19回Websig会議「特集!オープンソースCMS」
Webに関わるマーケットの健全な発展を目的とした任意団体であるWebSig24/7が、Web制作者や企業Web担当者向けの集いである第19回WebSig会議を開催。19回を迎えた前回のテーマは「オープンソースCMS」、3名のゲストスピーカーとオープンマイクスピーカーが1名、計4名のキーパーソンによるCMSの語らいが始まりました。土曜のお昼にも関わらず参加者は100名を超え大盛況!広告、セカンドライフ、デザインと、毎回異なるテーマで盛り上がるこの会議も次回は記念すべき第20回です!
第19回(オープンソースCMS)のゲストスピーカーは以下の4名
- OpenPNE 株式会社手嶋屋 代表取締役 手嶋 守氏
- EC-CUBE 株式会社ロックオン 代表取締役社長 岩田 進氏
- MODx MODxフォーラムJapanese Community モデレータ 与刀招音(あとう しょうと)氏
- SOY CMS 株式会社日本情報化農業研究所 代表取締役 古荘貴司氏
→第19回WebSig会議の様子はこちら
→WebSig24/7
両セミナーとも終了後には懇親会(実費)があり、関係者の方々と直接お話しする機会が設けられています。興味を持った方は次回のセミナーに参加されてはいかがでしょうか?
恥ずかしながら私には読者の方々がまだうっすらとしか見えません。Web担読者の方々が参加していそうなセミナーに足を運んでは、自身も勉強し参加者の方と知り合うコト。これが私の"インプット"です。「いつもWeb担見てます!」、「雑誌はどうなっちゃったんですか?」、「ぜひうちのニュースを取り上げてください」など、読者の方々の表情が見えた時は本当にうれしいです。
またどこかで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
コメント
いいえ、アウトプットが大事なんです
こんにちは、統計基礎コラム担当の衣袋(いぶくろ)です。
鈴木さんが「研究会ではその結果報告を行うといった一風変わった研究会」の例を参考にお話します。その研究会では報告をするというアウトプットが決められています。そのため当然何をインプットしなければならないのか真剣に考えるようになりますよね。インプットの質も量もあがるのはそういう目標があるからです。つまりアウトプットという目標のないインプットは意味がないとはいいませんが、半減します。
インプットする情報は、短期的なものであれ中期的なものであれ、自分の目標なりアウトプットを意識しなければその情報に対するアンテナの感度は上がりません。例えば普通のセミナーへの参加は無料であれば得したと思うかもしれませんが、目標・目的意識がなければ、自分のものにはできません。逆に言うと、結果的に時間を無駄にしただけのケースが多々あります。そういう意味ではその上記のセミナーは通常の講義形式のセミナーに比べて、参加者の身に付くものだと言えます。
あとは、量も大事です。量をこなさなければ質は上がりません。インプットを意識してするのではなく、アウトプットを大量に自分に課すことで、インプットの量も質も上がると言えます。人間は弱いものですから強制力が必要なんです。インプットの質は、自分に必要な情報を選別する力と効率よく行う力です。数やれば、自然に身に付きます。新聞記者ならいっぱいとにかく記事を書いて、直されること。編集者ならいっぱい原稿読んで、校正していくことですね。そうすれば当然自分の専門分野は深堀されますし、周辺分野の知識も増やしていかなければいけないことに気が付き、周りに言われなくても勉強しますよね。
原則はシンプルなんです。結局は簡単なことをやるかやらないかだけなんです。でもこれが一番難しいところがまた面白いところです。タイトルに「いいえ、。。。」とか書いちゃいましたが、反論ではないです。アウトプットとインプットに関しての意見ということでした。そういうよいセミナーをご紹介して頂き、ありがとうございました。鈴木さんも、よりアウトプットを意識すると、自然にインプットもさらによくなると思いますよ。
コメントありがとうございます。
Web担編集部の鈴木です。
仰るとおり、インプットはインプットでも右から左へ受け流してしまったり、参加することに意義があるという考えではその後何の役にも立ちません。私がインプットしたものは極力、本紙や何らかの形で読者の皆さまに伝えることを意識しています。
そのため常に高いアンテナを張り、これは記事になるという面白い人、面白いネタをかき集めることが重要です。まだまだ感度は低いですが、皆さまのお役に立てるよう精進して参ります。
貴重なご意見大変ありがとうございました。