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Google Web Toolkit 1.1.10リリース

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Google Web Toolkit 1.1.10リリース

今や技術面でもビジネス面でも、インターネットを語るうえで欠かせない存在となったGoogle。この連載では、そんなGoogleが提供しているサービスとそれを支える技術の解説、ビジネス的な可能性の考察など、さまざまな視点から捉えていく。

Googleは、Javaでコードを書いてAjaxコードを生成するGoogle Web Toolkit(GWT)のバージョン1.1.10をリリースした。

Google Web Toolkit
http://code.google.com/webtoolkit/

Google Web Toolkit(GWT)は、Java言語による開発フレームワークで、Google MapsやGmailのようなAjaxアプリケーションを、JavaScriptの詳細を知らない開発者でも作れる用にするもの。Ajaxで動的なウェブアプリケーションを開発する場合、開発作業の90%をブラウザやOS間の細かいJavaScriptの非互換性への対応に費やされると言われる。また、JavaScriptはモジュール化しづらいため、Ajaxコンポーネントの共有、テスト、再利用が困難で、かつ脆弱になっているとも言われる。

GWTは、これらの問題の多くを解決するとともに、多くのユーザーに動的で標準に準拠したユーザー体験を提供できるものだとされている。Java言語でフロントエンドをプログラミングするだけで、GWTがJavaのクラスをブラウザ互換のJavaScriptとHTMLにコンパイルしてくれる。

バージョン1.1.10ではあるものの、GWTは引き続きベータ版として提供されている。

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