![]()
Google Web Toolkit 1.1.10リリース
今や技術面でもビジネス面でも、インターネットを語るうえで欠かせない存在となったGoogle。この連載では、そんなGoogleが提供しているサービスとそれを支える技術の解説、ビジネス的な可能性の考察など、さまざまな視点から捉えていく。
Googleは、Javaでコードを書いてAjaxコードを生成するGoogle Web Toolkit(GWT)のバージョン1.1.10をリリースした。
Google Web Toolkit
http://code.google.com/webtoolkit/
Google Web Toolkit(GWT)は、Java言語による開発フレームワークで、Google MapsやGmailのようなAjaxアプリケーションを、JavaScriptの詳細を知らない開発者でも作れる用にするもの。Ajaxで動的なウェブアプリケーションを開発する場合、開発作業の90%をブラウザやOS間の細かいJavaScriptの非互換性への対応に費やされると言われる。また、JavaScriptはモジュール化しづらいため、Ajaxコンポーネントの共有、テスト、再利用が困難で、かつ脆弱になっているとも言われる。
GWTは、これらの問題の多くを解決するとともに、多くのユーザーに動的で標準に準拠したユーザー体験を提供できるものだとされている。Java言語でフロントエンドをプログラミングするだけで、GWTがJavaのクラスをブラウザ互換のJavaScriptとHTMLにコンパイルしてくれる。
バージョン1.1.10ではあるものの、GWTは引き続きベータ版として提供されている。
バックナンバー
この記事の筆者
筆者の人気記事
ROIとは/「ROAS」「CPA」「ROI」を理解してリスティング広告の正しい効果測定を
2012年5月31日 14:00
Webサイトのスマートフォン対応 7つの基本ルール
2011年1月31日 10:00
アクセス解析ツール&サービス13種類徹底比較! 史上最強の機能比較表
2007年12月10日 9:00
5月中に対応しないと、Gmail宛にメールが届かなくなる? メール送信者ガイドラインを解説【先週のTop10】
2024年5月1日 8:00
40分でできるホームページ診断 ~最低限クリアしたい40項目のチェックシート
2008年3月17日 10:00
はじめてのRFP――発注時に意思疎通をスムーズにする提案依頼書の作り方
2008年2月4日 10:00