Google ウェブマスター向け公式ブログ

Chrome 拡張機能でウェブ制作をより快適に

15 years 4ヶ月 ago
Google が開発するブラウザ、Google Chrome は、ウェブサイトの閲覧だけではなく、ウェブの制作/開発用のツールとしてもご活用いただける便利なソフトウェアです。本日はウェブ開発に Chrome をどのようご活用いただけるかをご紹介します。
※リンク先コンテンツは一部英語であることをご了承ください。

Chrome デベロッパー ツール は、Chrome 上で HTML、JavaScript、CSS のデバッグ作業を行う際に役立つ便利なツールです。ウェブサイトの制作だけでなく、(例えば Chrome ウェブ ストア で公開予定の)ウェブ アプリケーションの開発にも非常に便利なツールで、DOM 内の要素を調査する、JavaScript を実行しながらデバッグする、表示中のページで直接 CSS のスタイルを編集するといった作業を簡単に行うことができます。さらに様々な Chrome 拡張機能 追加することで、Google Chrome をウェブ開発環境として、より便利に活用できます 。そこでそのような環境を求めるウェブ開発者の皆様のために、ウェブ開発用の拡張機能を紹介するページ をご用意しました。ご紹介する各種拡張機能をウェブ アプリケーションの開発やウェブサイトの制作に大いに役立てていただければと思います。



それでは、いくつかの拡張機能をピックアップしてご紹介しましょう。たとえば、Speed Tracer は、ウェブ アプリケーションのパフォーマンス上の問題を特定して修正するのに役立つ拡張機能です。Speed Tracer を使用すると、アプリケーション内で処理に時間がかかっている部分を特定しやすくなり、JavaScript の解析と実行、CSS スタイルなどの問題のトラブルシューティングを行うことができます。



次にご紹介したい便利な拡張機能は、Resolution Test です。これはウェブ開発者がさまざまな画面解像度でウェブサイトを確認するために、ブラウザのウィンドウ サイズを変更してプレビュー出来る拡張機能です。広く一般的に使用されている解像度に加えて、独自の解像度を入力できるカスタム オプションも用意されています。



また Web Developer という拡張機能では、検証用のオプション、ページ サイズ変更機能、CSS 要素ビューアーなどの開発者向けツールに、ツールバー上の 1 つのボタンからアクセスできます。



もう 1 つご紹介したいのは、Chrome Editor という拡張機能です。この拡張機能では、Chrome だけで簡単にコードを記述・プレビューできるため、作業中にブラウザとコード エディタをこまめに切り替える必要がありません。もちろん記述したコードをお使いの PC に保存することもできます。

今回ご紹介する拡張機能は以上となりますが、ご紹介したものはごく一部であり、その他にも多くの便利な ウェブ開発者向け Chrome 拡張機能 がありますので是非ご覧いただければと思います。また、Chrome は Web 開発用以外にも様々な拡張機能があります。こちらのページ にまとめてありますので、是非ご覧いただき、お気に入りの拡張機能を見つけていただければと思います。

実はそんなに秘密ではない Google の「秘密の計算式」について

15 years 4ヶ月 ago
※ 先日 Google European Public Policy Blog に、私たちが普段どのようにサイト運営者の皆様とコミュニケーションしているかについて、興味深い記事が掲載されましたので抄訳してご紹介します。文中のリンク先コンテンツは一部英語であることをご了承ください。

Google では、サイト運営者の皆様と誠実にコミュニケーションすることを、できる限り心がけています。しかし、残念ながら時折 Google は、その検索結果に表示されるウェブサイトのランク付け方法とその根拠が分かりづらい、という指摘を受けることがあります。

まず、Google のページ評価に関して常に広く議論されてきたことのひとつに、PageRank があります。この指標の内容は、実際はそれほど秘密と言えるものではありません。PageRank については、Google の創設者、Lawrence Page と Sergey Brin の論文 に記されています。また、この論文は、PageRank の算出方法のみならず、アンカーテキスト、ドキュメント中の単語の位置、ドキュメント中に出現する検索キーワード同士の相対距離、フォントの種類とサイズ、各ページの HTML データ、および単語中の大文字など、Google のランク付けで利用されるその他のシグナルについても説明しています。この他にも Google はこれまで 何百本もの研究論文 を発表してきました。これらの論文では Google の「秘密の計算式」について多くのことが公開されており、また、Google が必要とするインフラ ( GFS, Bigtable, Protocol Buffers ) についても言及しています。これらの 論文 の中には オープンソース化され独立した新企業 へと結実したものもあります。

このような学術論文を通じた情報公開の他にも、Google はさまざまな方法でサイト運営者の方々との交流や啓蒙を推進しています。1999 年、Sergey Brin は第 1 回 Search Engine Strategies ウェブマスター会議に参加しましたし、その後、2001 年には、WebmasterWorld というサイト運営者フォーラムに、Google は、検索エンジンの会社として初めて参加しました。代表で参加した Google の社員 ( GoogleGuy ) は 2800 回以上投稿し、また別の社員 ( AdWordsAdvisor ) は 5000 回近くの投稿を行っています。

オンラインコミュニケーションのスタイルが進化する中で、透明性の高いコミュニケーションを維持するために、Google の取り組みも変化してきました。

Google は 2004 年 5 月にブログを開始しており、公式ブログ にはこれまでに数千単位の記事が投稿されています。現在 Google には 70 を超える公式ブログがあります。Google は、おそらくどの大企業よりも多くのブログ記事を投稿しています。その中には、サイト運営者の Google に関する理解を深め、サイトが検索結果において適切にランクされるようサポートすることを目的とする、ウェブマスター向け公式ブログ もあります。ブログの他にも、ウェブマスター向けに 多数のドキュメント ( ヘルプ記事 ) を公開 しています。これらのドキュメントは、英語、日本語のほかにも数 10 種類の言語で提供されています。

Google のウェブスパムチーム ( Google の ウェブマスターガイドライン に対する違反行為の防止を目的としたチーム ) のリーダーとして、私には Google の仕組みについての質問が日々寄せられます。これに対応するために私は 2005 年から 個人ブログ を開始し、Google についての記事を何百件も書いてきました。内容は サイト運営上起こりがちなミス の解説から、ブロガー初心者へのアドバイス まで、さまざまです。また、これまで 30 を超えるカンファレンスにおいてサイト運営者の方々と直接話したり、サイトクリニック ( 実在のサイトを題材に、サイト所有者と直接質疑応答するイベント ) を行ったりしてきました。最近では 3 月に開催されたカンファレンス に、10 名を超える Google の同僚たちとともに出席し、いろいろな質問に答えました。サイトクリニックはこれまで、サンフランシスコインド、ロシア、スペイン など各地で開催されています。

この他にも Google では、さまざまなアプローチを通じて Google のランク付けの仕組みに対するサイト運営者の理解を深めようと努力しています。これまで、リアルタイム ウェブマスター チャット を行ったり、Twitterポッドキャスト を利用したり、さまざまなアプローチを行ってきました。中でも、サイト運営者をサポートする手段として、私が特に気に入っている方法は YouTube の ウェブマスターセントラル チャンネル です。この 1 年間で数百本のビデオ投稿を行い、皆様から送られたさまざまな質問を取り上げてきました。これらのビデオの総再生回数は 150 万回にも達しています ( 2010 年 7 月現在主に英語にての提供 )。

さらに、他の検索エンジンとも協力して、サイト運営者の労力を軽減するための努力も行ってきました。この結果生まれた規格として、検索結果に優先的に表示させたい URL を指定する方法 ( Canonical URL ) や、ウェブマスターがサイトの中身を検索エンジンに知らせやすくするための Sitemap プロトコル などがあります。

キーワード メタ タグ など、Google がランク付けアルゴリズムに使用しないシグナルも公式に発表しています。この情報により、サイト運営者は 不要な作業や無益な訴訟 を回避できます。

また、Google は ウェブマスター ヘルプ フォーラム を提供しており、そこには Google の社員と社外のユーザーたちが集まり、個々のサイトに関する質問に答えています。

現在私たちが問題として認識しているのは、たとえ Google の全社員約 20,000 名が、サイト運営者からの質問に答えるためにフルタイムで活動したとしても、すべてのサイト運営者とは直接対話できないであろうということです。なぜかと言うと、それは、ウェブ上にはいまや 1 億 9,200 万を超えるドメイン名が登録 されているためです。この状況に対応するために、私たちは Google ウェブマスター ツール を開発しました。これはサイト運営者の方々向けのセルフサービス式のツールであり、自分のサイトについて調べたり、Google にデータを送信したりすることができます。このツールは無料で提供されています。このツールのすべてを解説するには、別のブログ記事を用意する必要があるほど多数の機能があるのですが、いくつかを挙げると次のようになります。
  • メタ ディスクリプションの重複やタイトル タグの欠落などの問題がチェックできます。
  • Google の ウェブマスター向けガイドライン に対する違反があり、違反サイトに対する処置が Google のインデックスに加えられてしまったと思われる場合、再審査のリクエストを送信 できます。
  • サイトがハッキング被害にあった場合、その被害について詳細に調べることができます。ハッキングを受けたコンテンツを削除した後、Googlebot と同じ方法でサイトの各ページをチェックして、悪意のあるコンテンツが完全に除去されているかどうかを確認できます。
  • Google がサイトをクロールする際に遭遇したエラーを確認できます。

ある Google 社員が、自分のウェブホストで発生した使用帯域幅についての問題をこの無料公開ツールを使って分析した様子を、ブログで報告 しています。同様に、多くのウェブマスターが Google ウェブマスターツールを活用して、サイトの分析と情報収集を効果的に行っています。

以上のように、Google ではオープンな姿勢を可能なかぎり推進しており、ユーザーが Google の各種サービスからデータを持ち出す ための支援さえも行っています。しかしその一方で、どのような企業であれ、多少の企業秘密があってもおかしくないと考えています。Google の場合、スパマー ( ウェブスパムを作る人 ) やクラッカー ( 不正にシステムに侵入する人 ) から検索結果を守る必要があります。もし秘密が完全になくなり、ランク付けを意図的に操作しようとする人々が Google のランク付けの仕組みをひとつひとつ事細かに知ったとしたら、関連性の低いスパム ページ ( ポルノサイトやマルウェアサイト含む ) が Google の検索結果に多く掲載されるようになり、ユーザーを困らせてしまうでしょう。

Google は長年にわたってこのオープンな姿勢を維持する努力を続けています。そして、サイト運営者の方々に対して Google のランク付けについての情報を共有し、サイト運営者、ユーザー双方からの質問に答え続けてきました。「秘密の計算式」を理由に Google を批判することは容易なことかもしれませんが、このような我々の活動をもってしても、そこに「秘密」があると言われるのであれば、その「秘密」は検索の世界で最も多くの人に伝えられてしまった秘密と言えるかもしれません。


ダブリンで開催された「サイトクリニック」を紹介します

15 years 5ヶ月 ago
「サイトクリニック」とは、実在するウェブサイトを題材に、そのサイトのウェブマスターの方からの質問に公開形式で答えるイベントです。Google サーチクオリティチームのメンバーはこれまで、何度かサイトクリニックを開催し、ウェブマスターの方々と交流してきました。

本日は、3 月にダブリンのオフィスで開催されたサイトクリニックで出た質疑応答の中から、日本のウェブマスターの皆様にも役立つと思われるものをいくつかご紹介します。


1. 同じ内容のブログを 3 つ運営しているのですが、問題ありませんか?

コンテンツの内容が全く同じである場合、検索結果に反映されるのは 1 つのブログだけとなってしまう可能性が高いでしょう。また、ブログ運営の労力を分散してしまうと、ブログのリンクも分散してしまいがちです。つまり、複数の同じ内容のブログを運営することは、ユーザーだけでなく検索エンジンにとって、どのブログがメインなのか判断するのが難しくなるというリスクを伴ってしまいます。この場合、リダイレクトや canonical 指定 を使って、優先したいブログを指定するとよいでしょう。


2. 数ヶ月のうちに一定数のリンクを獲得し、Google 検索での掲載順位を 1 位にする、と宣伝している SEO 業者は信じてもいいものでしょうか?

そのような約束は誰にもできませんので、信じるべきではありません。信頼できる SEO 業者と出会うためのヒント を、ウェブマスター向けヘルプセンターに掲載していますので、参考にしてみてください。


3. 私のサイトを検索するのにユーザーが選びそうなキーワードが、誤解を招きそうな言葉や不快な表現となってしまう可能性があり、自分のサイトに掲載することがはばかられる場合、こういったキーワードとの関連性を Google に伝えるには、どうすればいいのでしょうか?

あなたのサイトの内容と、ターゲットユーザーが期待するであろう内容にもよりますが、そういったキーワードを前向きに使用してみてはどうでしょうか? 例えば、あなたがその分野のエキスパートであることをページで紹介し、関連するキーワードについて独自の用語解説を掲載するなどです。ただし、それらのキーワードが明らかにあなたのウェブサイトに不適切な表現である場合、そもそもそれらの検索キーワードから発生するトラフィックが、あなたのウェブサイトにとって有益なものであるかどうかは疑問です。


4. ( 動的な URL を静的な URL に見せるために ) URL リライト機能を使うことについて、アドバイスはありますか?

わかりやすい URL が検索結果に表示されるメリットはありますが、一方で、動的な URL を適切にリライトして静的な URL に見えるよう維持し続けるのは大変な手間がかかります。そのため、私たちは基本的に URL のリライトはお勧めしていません。それでもリライトを試してみたい方は、URL は動的なまま、不要なパラメータを取り除くだけのリライトにとどめてください。詳しくは、ヘルプ記事 " Google と相性の良い URL " やブログ記事 " Dynamic URLs vs. static URLs " (英語) をご覧ください。また、実際の URL がどのようなかたちであっても、検索結果ページでは読みやすい形式で表示されることがあります。詳しくは " New site hierarchies display in search results " (英語) をご参照ください。


5. ウェブマスターツールの地域ターゲットを使って、アイルランドを地域ターゲットにした場合、北アイルランドも含まれますか?

Google ウェブマスターツールの 地域ターゲット は国単位で機能します。つまり、アイルランド共和国をターゲットに設定した場合、北アイルランドは含まれません。解決策としては、別のサイト ( もしくはサイトの一部 ) に北アイルランド向けのコンテンツを作成して、ウェブマスターツールでそのサイトの地域ターゲットをイギリスに設定する方法があります。


6. トップレベル ドメイン ( .com や.info ) の違いは掲載順位に影響しますか?

影響しません。掲載順位で重視されるのはサイトのコンテンツです。


7. 日本向けのコンテンツを有するウェブサイトを運営していますが、サイトのトップレベルドメインは .so です。日本での掲載順位は低くなってしまいますか?

.so はソマリアの国別コード トップレベル ドメインで、確かに Google 検索では検索結果がユーザーにとって最適かどうか判断するときにこれを参考にします。とは言え、ウェブサイトの掲載順位はさまざまな要素に基づいて決定されており、トップレベルドメインはそのうちの 1 つに過ぎません。ウェブサイトに日本向けのコンテンツがあれば、日本の検索結果でもランキングされます。ただし、Google の検索エンジンのアルゴリズムが、どのような検索結果にあなたのサイトを表示すべきか判断するのに、通常より少し時間がかかるかもしれないことにご留意ください。

今後もサーチクオリティチームはサイトクリニックの機会があれば開催していきたいと思っています。また、皆様からのご意見、ご質問は ウェブマスターヘルプフォーラム でも受け付けていますので、ご利用ください。


レシピ検索にレシピ情報を表示させるには

15 years 5ヶ月 ago
インターネット上にある、たくさんの素晴らしいレシピ情報をもっと簡単に探せるようにするために、新しい検索機能 としてレシピ検索機能が追加されました。レシピ検索の詳しい情報は、先日 Google 公式ブログ日本語版に掲載された「日々の料理がちょっ と楽しくなるレシピ検索機能が登場」をご参照ください。



あなたのサイトのレシピページがレシピ検索で出てくるようにしたいという方は、リッチスニペットに対応してみてください。詳しい方法は、先日投稿した「リッチスニペットのフォーマットに 「レシピ」が追加されました」をご覧ください。ただし、リッチスニペットに対応しても、必ずしもサイトがレシピ検索の結果に表示されるとは限らないことがありますので、あらかじめご 了承ください。

より多くのサイトからのレシピ向けリッチスニペットへのご参加をお待ちしております。


動画コンテンツに関するよくある質問とその解決方法

15 years 5ヶ月 ago
本日は、先日の投稿、「 動画を Google のインデックスに登録するヒント 」に続き、動画のクロールやインデックスに関して よくある質問と、それらを解決するための方法をご紹介します。

Q: 動画の URL が検索エンジンにクロール可能であるかどうかを確認するには、どうしたらいいですか?

A: サイトの robots.txt を確認しましょう。動画サイトマップに含まれている URL が、意図せず robots.txt でブロックされてしまっている場合があります。robots.txt が動画サイトマップに含まれるすべての URL をブロックしていないことを確認してみてください。ここで言う URL には、以下の URL も含まれます。
  • 再生ペー ジの URL
  • 動画コンテンツと動画プレーヤーの URL
  • サムネイル画像の URL

詳細 は、ヘルプ記事、「 robots.txt ファイルを使用してページをブロックまたは削除する 」を参照して ください。


Q: 動画の再生を許可する国を検索エンジンに通知するには、どうしたらいいですか?

A: あなたのサイトの動画が特定の国や地域でしか再生できない動画である場合、<video:restriction> タグを使って、動画が特定の地域に限り再生可能であることを検索エンジンに知らせることができます。動画が「再生できる国」のリストを設定してもいいです し、逆に、「再生できない国」のリストを設定することも可能です。動画がどの国・地域でも再生できるようにしたい場合は、このタグを使う必要はありませ ん。詳細は、ヘルプ記事、「 動画サイトマップの作成 」をご参照ください。


Q: 削除した動画が検索結果に表示され続けています。どうしたら消えますか?

A: 動画が削除されていることを検索エンジンに認識させる方法は次の 2 つです。
  1. 「404 ( 見つかりません ) 」の HTTP ステータスコード を返します。このステータスコードを返しつつ、ユーザーにも役立つページを表示させることができます。詳細は、ヘルプ記事の「便利な 404 ページを作るには」を参照してください。
  2. 動画サイトマップにおいて <video:expiration_date> タグ、または mRSS フィード ( <dcterms:valid> タグ ) を使って動画サイトマップに含まれる各動画に有効期限を指定し、通知します。

動画コンテンツに関する詳細については ウェブマスター向けヘルプ記事 を参照してください。また、ウェブマスターヘルプフォーラム で 質問したり、これまでの質問と回答を検索することができますので、こちらもご活用ください。


動画を Google のインデックスに登録するヒント

15 years 6ヶ月 ago
あなたのサイトで公開している動画を Google 検索のインデックスに登録させる最もいい方法は、動画サイトマップ を使うことです。動画サイトマップを使うと、動画のあるページの URL 、動画のタイトル、キーワード、サムネイル、長さなどの情報を Google に伝えることができます。また、動画の公開期間が決まっている場合は、公開期間を指定することもできます。公開期間が指定された動画はその期間に限り Google の検索結果に表示されるようになります。詳しくはヘルプ記事の 動画サイトマップの作成 をご参照ください。

動画サイトマップを作成したら、Google ウェブマスターツール や robots.txt を通じて URL を送信してください。具体的な方法は、過去のブログ記事「サイトマップの送信が簡単になりました」を参照してください。

動画がインデックスに登録されると、Google の 動画検索 に加え、ウェブ検索の検索結果にも動画が表示されるようになります。ウェブ検索の結果で、サムネイル、長さ、ディスクリプションが表示されるため、動画であることがユーザーにわかりやすくなります。

ANN ニュース の動画検索結果の例をご覧ください:


Google では動画をサイトに掲載しているウェブマスターのみなさまに、ぜひ動画サイトマップを作成し、継続的に更新していただきたいと考えています。詳しくは、ウェブマスター向けヘルプセンターに、動画サイトマップに関する記事 が追加されていますので、ご参照ください。ご意見・ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。


新しい「検索クエリ」ページについて

15 years 6ヶ月 ago
Google ウェブマスターツール はご利用いただいていますか? 最近、より便利にするための変更が行われたので、まだご利用でない方にも知っていただきたく、今日はその変更について詳しくご紹介します。変更が行われたのは「検索クエリ」というページで、ここに新しい機能がいくつか追加されました ( ウェブマスターツールにて登録が完了したサイトは、ダッシュボードの左側のナビゲーションにある「ウェブ上のサイト」をクリックすると、「検索クエリ」というページへのリンクが表示されますので、それをクリックしていただくと「検索クエリ」ページにアクセスできます ) 。以前からご利用いただいている方には「上位の検索クエリ」というページの変更点のご案内となります。




「上位の検索クエリ」では以前、上位の検索クエリに関する情報をユーザーご自身がグラフ化できるよう、データのダウンロードが可能となっていましたが、今回の改善で、データをダウンロードする機能は残しつつ、あらかじめ「検索クエリ」のページ内にグラフを表示するようになりました。このグラフには、日付範囲を指定する機能もあります (1) 。過去のデータの中から、ある特定の 1 週間分だけのデータを抽出したい場合などにご利用ください。

また、これまでは、 特定のクエリで検索された結果、平均して何番目にサイトが表示されていたかという情報、「平均掲載順位」(2) のみをレポートしていましたが、新しくなった「検索クエリ」ページでは、「平均掲載順位に加えて「表示回数」「クリック数」「CTR (Click Through Rate) ( クリック率 )」もレポートされるようになりました。さらに、検索クエリをクリックすると、そのクエリに対する検索結果にサイトが表示された順位ごとの「表示回数」と「クリック数」、そして「クリック率」の内訳が確認できるようになりました (3) 。

「表示回数」とは、クエリに対する検索結果にサイトが表示された回数です。「クリック数」とは、実際にユーザーが検索結果の中からあなたのサイトをクリックした回数です。「CTR」は、表示された回数のうち、クリックされた回数です。また、「表示回数」と「クリック数」以外にも、サイトのどのページ が検索結果に表示されたかというリストも表示されます。

「表示回数」と「クリック数」の下に表示されている「* 件が表示されています」という数値 (4) は、「検索クエリ」表中に含まれているデータの数を示します。その上の太字の数値には、表中にない検索クエリも含まれています。「すべての国」のプルダウンメニューから特定の国を選択した時など、「* 件が表示されています」という数値が表示されない場合は、太字の数値が「検索クエリ」表中に含まれるデータの数です。

データ内を検索する機能 (5) は、たくさんの検索クエリが頻繁に変化するサイトなどを運営されている際、膨大なデータの中から必要な情報だけを抽出できるので便利です。

また、今回のアップデートでは、より詳細なデータをご確認いただけるようになっただけでなく、その量も増えています。以前、「上位の検索クエリ」に表示されていたのは、上位 100 個の検索クエリだけでしたが、このたび、表示される検索クエリの数を大幅に増やし、サイトが 100 個以上の検索クエリで表示された場合は「上位の検索クエリ」の表の最下部にページネーション ( 複数のページを移動する際に用いられるナビゲーション ) が表示されるようになりました。右向きの矢印をクリックすると、100 位以下のキーワードも見ることが出来ます (6) 。これからは、サイトが一体どのようなクエリで検索されたかを、より多くのサンプリングから幅広く知ることができます。

そして、もう一つの変更点は、「スター付き」タブの追加です。「検索クエリ」に載っている各検索クエリの横に、クリックできるスターのアイコンが表示されています。興味のある検索クエリにスターをつけてみてください。スターをつけた検索クエリは、「スター付き」タブに表示されますので、注目の検索クエリだけを抜 き出して一覧で簡単に確認することができます。



あなたのサイトが検索結果にどのように表示され、クリックされているのかを分析するのに、ぜひこのページをお役立てください。ご意見・ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム にお寄せください。


サイトの訪問者にソフトウェアのインストールを求める際に知っておいていただきたいポイン ト

15 years 7ヶ月 ago
ウェブサイトでは一般的に、サイト訪問者 ( ビジター ) にソフトウェアのインストールを求める場合があります。たいていは、特殊な形式の文書を見るなど、標準のウェブブラウザにない機能を追加することが目的だと思います。もしあなたのサイトで、サイト訪問者に特定のソフトウェアをインストールしてもらう必要がある場合は、サイト訪問者を適切にインストールへ誘導しているか、その手順をご確認ください。導入手順が不適切な場合は、ユーザーを万が一の危険から保護するため、あなたのサイトが マルウェア のインストールを試みているとみなされる場合があり、Google のマルウェア検出フィルタが反応し、下記のスクリーンショットのようにサイトの検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」という 警告メッセージ が表示される可能性があります。


サイトの閲覧・利用に特殊なソ フトウェアのインストールが必須な場合、まずサイト訪問者に、ソフトウェアのインストールが必要な理由がわかるようにしましょう。具体的な例を次に紹介します。

良い例 ( 1 ): 初めてサイ トを訪問したビジターには、インストールを開始する前に、サイトの利用に特殊なソフトウェアが必要である理由を明記したページへリダイレクトする。その後、ビジターが必要なソフトウェアをインストールすると決めたら、インストールを開始する。

悪い例 ( 1 ): ビジターに、ソフトウェアをインストールするか否かの選択を与えずに、インストールを開始してしまう。

悪い例 ( 2 ): ビジターが、ソフトウェアのインストールが必要かどうかを判断するのに充分な情報を与えずに、いきなり確認ダイアログボックスを表示してインストールの同 意を求める ( 標準の ActiveX コントロールのインストール用ダイアログボックスでも同様です。このダイアログボックスには、ソフトウェアをインストールするかどうかを判断するために役 立つ情報が含まれていないからです ) 。

あなたのサイトは大丈夫ですか? ソフトウェアインストールの導 入手順が適切でないために、Google の検索結果でマルウェア警告メッセージが表示されていませんか? もしその場合、まず、ソフトウェアのインストール手順を見直して、サイトのビジターにインストールの必要性を充分に伝えられるようにしましょう。その上で、インストールしない選択もできるようにしてください。そのようにサイトを修正したら、あなたのサイトの Google 検索結果からマルウェア関連の警告メッセージを速やかに取り除けるよう、ウェブマスターツール を使って マルウェア再審査 ( malware review ) のリクエストを Google へ送信してくださいますよう、お願いします。


リッチ スニペットのフォーマットに「レシピ」が追加されました

15 years 7ヶ月 ago
4 月から一人暮らしを始めた新入生・新入社員や、日々の献立に頭を痛めている主婦のみなさん、特別な人に手作りの料理を振る舞いたい人など、レシピを探している人に朗報です。リッチ スニペット がレシピ情報にも対応しました。Google の検索結果に、写真、調理時間、カロリー、レビューなどの情報がレシピの掲載ページに対して表示され、求めているレシピが見つけやすくなります。


レシピは、レビューイベント に続く 3 つ目のリッチ スニペットのフォーマットです。

サイトにレシピの情報があり、リッチ スニペットへの参加を希望される場合は、Microdata、RDFa、もしくは hRecipe microformats を使ってページをマークアップし、専用フォーム からご連絡ください ( 詳細は ヘルプ記事「レシピ」 をご参照ください ) 。マークアップした結果は、Rich Snippets Testing Tool (英語) で確認することができます。

Google では、ユーザーエクスペリエンス向上のために徐々にリッチ スニペットへの対応を進めています。なお、マークアップを行っても、必ずしもリッチ スニペットが表示されるとは限らないことがありますので、あらかじめご了承ください。

皆様のリッチ スニペットへのご参加をお待ちしています。


リッチ スニペットのフォーマットに「イベント」が追加されました

15 years 8ヶ月 ago
昨年、Google は皆様のウェブページの構造化データを Google の検索結果に表示できるようにする新機能、リッチ スニペッ トを導入 しました。検索したユーザーがクリックする前により多くの情報を得ることができ、求めていた情報にたどり着きやすくなったと、ご好評をいただいています。

リッチ スニペットを導入した当初、日本で対応しているフォーマットは レビュー 情報のみでしたが、このたび イベント 情報にも対応しましたので、ご紹介致します。

イベントのマークアップに使用する microformats、RDFa および microdata は hCalendar microformats をもとに作られています。以下は、イベントのリッチ スニペットの一例です:


イベントのリッチ スニペットでは、ページに掲載されている各イベントへの個別リンクだけでなく、開催場所や日時も表示されます。検索結果ページ上から、そのページにユーザーが興味のあるイベント情報があるかどうかが、伝わりやすくなります。

サイトにイベント情報があり、リッチ スニペットへの参加をご希望される方は、ぜひ一度、ウェブマスター向けヘルプ記事の「イベント」 をご参照ください。ただ、マークアップを行えばリッチ スニペットが表示されるとは限らないことはご了承ください。これまで同様徐々にイベントのリッチ スニペットへの対応を広げ、ユーザーエクスペリエンスの向 上に努めます。

今後も、リッチ スニペットの進化にご期待ください!


Google 検索エンジン最適化 (SEO) レポートカード

15 years 8ヶ月 ago
Google のプロダクトページで、わかりやすいタイトル タグが付けられているページはどれくらいあると思いますか? ディスクリプション メタタグは使われているでしょうか? 見出しタグはどうでしょう?? Google の各プロダクトページは、常にユーザーの使いやすさを第一に考えてつくっていますが、適切な検索エンジン最適化 (SEO) を行うことで、より良いものにすることができるのではないでしょうか? そんな社内の疑問に応えるべく、このたび私たちは Google 検索エンジン最適化 (SEO) レポートカード を作成しました。今回、このレポートカードを広く公開することで、社外のウェブマスターの皆様にも Google のプロダクトページを使った実例から、SEO について学んでいただければ幸いです。

Google SEO レポートカードは、社内のプロダクトチームに、一般的且つシンプルな SEO の手法を使って、いかに彼らのプロダクトページを改良できるか提案するために作成されました。このレポートカードに記載された手法を取り入れると、検索エンジンがコンテンツを理解しやすくなるだけでなく、ビジター ( サイト訪問者 ) が Google のプロダクトページを訪れた際のユーザー エクスペリエンスの向上にもつながります。例えば、404 エラーやリンク切れを修正したり、できるだけシンプルな URL 構造に変更したり、わかりやすいタイトルやスニペットの提供を心掛けるなどの簡単なステップを踏むだけでも、ユーザーと検索エンジンの双方に、良い影響をもたらします。

このレポートカードを作成するにあたり、私たちは、一般的な SEO の項目に沿って、100 種類の Google プロダクトのメインページを調査しました。社内に公開したところ、今では多数のプロダクトチームがレポートカードに基づいた修正を行ったり、改善の計画を立て始めています。

Google SEO レポートカードについてのご意見、ご感想は、ウェブマスター ヘルプ フォーラム までお寄せください。また、SEO についてより良く知りたい方は、昨年公開致しました「 検索エンジン最適化スターターガイド 」も併せてご参照されることをおすすめします。


リッチ スニペットが microdata に対応しました

15 years 8ヶ月 ago
このたび、リッチ スニペット で microformat と RDFaに続き、microdata も使用できるようになりました。microdata マークアップ使うと、ウェブページ内の レビュー人物イベント などの情報を指定でき、Google の検索結果により有益な情報が表示されるようになります。

microdata はウェブページ内の構造化データを指定するためのマークアップ規格で、HTML5 の仕様書に説明が含まれています。HTML5 は、ウェブの基本言語である HLTML の 5 回目の大きな改訂版です。

以下は、「L' Amourita Pizza」というレストランのレビューが書かれている HTML の一部分です。


以下は、上の HTML において、レストラン、レビュー作成者、日にち、そして評価の情報を microdata でマークアップした状態です。


microdata は、情報量が豊かでありながらシンプルであるという特徴があります。ご覧のように、itemscope ( 新しいデータを指定する )、itemtype ( データの種類を指定する )、itemprop ( データのプロパティを指定する ) などの HTML 属性を追加するだけで、そのページのマークアップは完了です。マークアップが完了したら、Rich Snippets Testing Tool (英語) を使って Google がデータを適切に解釈できているか確認してみてください。

microformats や RDFa 同様、Google が対応している規格はリッチ スニペットについてのヘルプだけでなく data-vocabulary.org (英語) でもご確認いただけます。Google が解釈できるデータの種類やプロパティについても書かれています。コンテンツをマークアップすれば、必ず Google の検索結果でリッチ スニペットが表示されるとは限りません。Google は今後も microdata マークアップの対応を進め、ユーザーのみなさまに快適にご利用いただけるよう尽力します。

リッチ スニペットと microdata に関しては、以下のページもご参照ください。


ウェブマスターヘルプ フォーラム 1 周年記念アンケートにご協力ください!

15 years 9ヶ月 ago
昨年スタートしたウェブマスターヘルプフォーラム も、この 3 月 6 日で 1 周年を迎えることができました。これまで Google と共にフォーラムの活性化にご協力いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。

この 1 周年を機に、フォーラムについてのアンケート を行っています。アンケートにお答えいただいた方には、もれなく「 Google 検索エンジン最適化スターターガイド 」 のブックレット版を差し上げます。皆様の声を、ぜひお聞かせください!

※ アンケートのご回答は こちら から ( 2010 年 3 月 22 日(月) *日本時間 締切 ) ※ 締め切りました。

今後も ウェブマスターヘルプフォーラム を、どうぞよろしくお願いいたします。



3/9 追記: フォーラム、アンケートフォームではお伝えしておりましたが、ブックレットの送付につきましては、応募が 1000 を超えた場合は、その時点で終了とさせていただきます。予めご了承ください。

Google ウェブマスターツール Labs の新機能: Fetch as Googlebot-Mobile

15 years 9ヶ月 ago
昨年 10 月に始動した ウェブマスターツール Labs 、皆さん、ご利用いただいているでしょうか? ウェブマスターツール Labs には、「 不正なソフトウェアの詳細 」や「 サイトのパフォーマンス 」という機能と共に、「 Fetch as Googlebot 」というツールがあります。このツールをご利用いただくと、Googlebot がクロールしたコンテンツを見ることができます。つまり、Google がどのようにあなたのサイトを見ているかが確認出来る便利なツールなのです。

そんな「 Fetch as Googlebot 」に、Google のモバイルクロールについて確認するオプションを追加しました 。

Fetch as Gooblebot-Mobile


公開当初、「 Fetch as Googlebot 」はモバイルサイトに対応していませんでしたが、公開後、モバイル端末向けサイトを管理しているユーザーの方々から、「 Googlebot-Mobile でページがどのように取得されるか確認する機能が欲しい」という、多数のご要望をいただきました。このような声にお応えし、Fetch as Googlebot に「 Googlebot-Mobile 」 のオプションを追加しました。日本語サイトで使用されることの多い cHTML と XHTML/WML の 2 種類のクローラーに対応しています。

是非この機能を活用して、あなたのモバイルサイトが Google にどのようにクロールされているか確認してみてください。そしてもし、Googlebot がサイトにアクセスできていないなどの問題が見つかった場合は、以前掲載した記事の「 モバイルサイトを正しく Google に認識させるためには 」や「 Google モバイル検索についてのウェブマスター向け情報 ( Google Japan ブログに掲載 ) 」などを参考に、トラブルシューティングしてみてください。

ご意見、ご質問は ウェブマスターヘルプフォーラム でお待ちしております。

Google のクローラーが、あなたのサイトのウェブページをどのように取得しているか、よりよくご理解いただくために、役立ていただければ幸いです。


上手に質問、素早く解決 ~サイトのトラブル解決のポイント~

15 years 9ヶ月 ago
ウェブサイトを運営している多くの方が、自分のサイトでトラブルが発生した経験があるでしょう。そんな時、どこを調べればいいのか、どこに問い合せればいいのかが分かっていると、トラブルを迅速に解決することが出来ます。問題が見つかったら、何はさておき、まずは ウェブマスターツール にログインし、再審査リクエスト を送信してみる方が多いようですが、再審査リクエストは、どんな問題も解決できる万能策とは限りません。今日は、私たちが実際よく受け取る再審査リクエストの代表的な内容と共に、問題解決までの近道をご案内します。再審査リクエストを使うべきケースと、そうではないケースについてよりよく知っていただくきっかけとなれば幸いです。


検知されたマルウェアはもう私のサイトにありません

サイトにマルウェアがあると検知された場合、Google の検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という警告メッセージが表示されます。もし、あなたのサイトにこのメッセージが表示された場合、ウェブマスターツールを使って、検知されたマルウェアの詳細について確認してください。そして、サイトからマルウェアを取り除き、再審査リクエストではなく、「マルウェアについての再審査のリクエスト (Malware Review Request) 」を送信してください。

マルウェアについての再審査リクエストを送信するには:
  1. ウェブマスターツールのホームページで、該当するサイトをクリックします。
  2. [このサイトの一部で悪意のあるソフトウェアを配布している可能性があります] のメッセージ画面で、[詳細] をクリックします。※ マルウェアが検知されていない場合、このメッセージは表示されません
  3. [審査をリクエスト] をクリックします。

サイトの一部 ( 例: ページ、サブディレクトリ、またはサイト全体 ) を Google のインデックスから削除したい

Google のインデックスからご自身のコンテンツを削除したい場合は、
  • あなたのサイトからコンテンツを完全に削除する
  • 該当の部分を Google がインデックスしないようブロックする
など、サイトにいくつかの変更を加える必要があります。後者は、robots.txtメタタグ を使用することで実現できます。これらの変更を行ったうえで、Google の ウェブページ削除リクエストツール を使うことで削除までの時間を短縮することができます。

削除リクエストツールの使い方:
  1. ウェブページ削除リクエストツール にアクセスして、Google アカウントにログインしてください。
  2. すぐに「新しいリクエストを作成」ページへ移動しない場合は、「新しい削除リクエスト」ボタンをクリックしてください。
  3. 「新しいリクエストを作成」ページで、ご自身の削除リクエストに応じたオプションを選択し、必須項目を入力して、「リクエストを送信」をクリックしてください。
以前掲載した記事「 Google のインデックスからコンテンツを削除する方法 」には、誤解しやすい点も含めて robots.txt やメタタグの使い方を詳しく説明しています。是非、御一読下さい。

以前に削除リクエストしたページをインデックスに再登録したい

削除リクエストの取り消しは、ウェブマスターツールから行ってください。

インデックスから削除したサイトを再登録する方法:
  1. ウェブマスターツールのトップページで、再登録したいコンテンツのあるサイトをクリックしてください。
  2. 「サイト設定」のページで、「クローラのアクセス」をクリックしてください。
  3. 「 URL の削除」タブをクリックしてください。
  4. 「削除済み URL 」 タブを選択後、再度 Google インデックスに登録したいコンテンツの隣に表示されている「再登録」をクリックしてください。
参考: サイトのメンテナンスを行う際は、上記のようなリクエストの送信による削除と再登録の手間を省くため、お使いのサーバーの設定を変更して、503 ( 一時サービス利用不可 ) の HTTP ステータスコード を返すようにするとよいでしょう。こうすることで、Googlebot は再びサイトをインデックスしに戻ってこなければならないと認識します。

サイトに実際あるページ数に比べて、インデックスに登録されたページ数が少ないのですが

この件については多くの原因が考えられますので、ウェブマスターヘルプフォーラム に質問を投稿し、他のウェブマスターや Google 社員に相談するとよいでしょう。ただしその前に、下記事項をご確認ください。

質問投稿前のチェック項目:
  • 「site: 」検索 を、ドメインの www 有りと www 無しの両方のバージョンで試してください ( いずれかのバージョンにおいてインデックスされている可能性があります ) 。例: site:www.google.co.jp, site:google.co.jp
  • サイトの中にどこからもリンクされていない「孤立した」ページがないか確認してください。
  • サイトマップ を送信してください。
  • robots.txt やメタタグで、インデックスされていないページをブロックしていないか確認してください。

自分のサイトへの外部リンクがすべて表示されていないようです

サイトに張られたリンクの数を確認する方法は 2 種類あります。「link: 」演算子でサイト検索を行う か、ウェブマスターツールを使います。ウェブマスターツールでは、該当のサイトが受けているリンクの情報がダッシュボードページに直接表示されています。リンクの状況は変化が激しいため、レポート内容も目まぐるしく変化します。

サイトへのリンク確認方法 ( ウェブマスターツール ) :

  1. ウェブマスターツールのトップページで、目的のサイトをクリックしてください。
  2. 「ウェブ上のサイト」で、「サイトへのリンク」をクリックしてください。

特定の国 ( 例えば日本 ) のユーザーのみを対象にしたい

ウェブマスターツールを使って、サイトが特定の国のユーザーに向けられていることを、Google に伝えることができます。

地域ターゲットの設定:

  1. ウェブマスターツールのトップページで、目的のサイトをクリックしてください。
  2. [サイト設定]で、[設定]をクリックしてください。
  3. [地域ターゲット]セクションで、希望するオプションを選択してください。

スパムページを見つけたので報告したい

この場合は、スパムレポートフォーム をご利用ください。

サ イトマップファイルを承認してくれません

ウェブマスターツールを使ってサイトマップの状態を確認し、エラーがある場合は修正してください。この場合もケースごとに問題が異なるため、ヘルプ記事や当ブログの関連記事に必要な情報が見当たらない場合は、ウェブマスターヘルプフォーラム ( カテゴリ: サイトマップ ) で質問してみてください。

他のサイトで自分のコンテンツが無断使用されています

まずは該当サイトのオーナーに連絡を取り、当事者間での解決を試みてください。それでも解決しない場合は、デジタルミレニアム著作権法 に基づきコンテンツ削除要求の申し立てを行ってください。

最後に、再審査リクエストを送信したほうがよい場合の例をいくつか挙げます。

  • 第三者による不正なサイトの改ざんの被害を受けた後、問題をすべて解決した
  • 新しく取得したドメインが、過去に「ウェブマスターのためのガイドライン」に抵触していた可能性がある
  • サイトが「ウェブマスターのためのガイドライン」に抵触していたため、問題を修正した
再審査リクエストを送信する際の注意事項などについての詳しい情報は、ヘルプ記事 や、当ブログ記事「 再審査リクエストを送信する際にご確認いただきたいこと 」にて、動画付きでご説明しています。ぜひご参照ください。


初心者向け Google SEO 資料

15 years 10ヶ月 ago
2010 年が始まり早 1 ヶ月が立ちましたが、今年の抱負は、もう決まりましたか? 「食生活を改善し、スポーツジムに通う!」といった目標を立てられている場合は、私たちではお役に立てないかもしれませんが、「今年こそは、検索エンジン最適化 ( SEO ) についてもっと勉強して、世間のうわさに惑わされずに、自分で判断できるようになりたい!」と思っている方がいらっしゃいましたら、ご協力できるかもしれません。

本日は、そのような抱負を掲げられた方向けに、SEO に詳しくなる 4 つのステップをご紹介します。


ステップ 1: 基礎を学ぶ
  • 文書を読んで学びたい方には、「 検索エンジン最適化スターターガイド (pdf) 」をおすすめします。
  • 動画のほうが楽という方は、通勤や通学途中に「 Search Friendly Development ( 検索エンジンにやさしいサイト開発 ) 」(英語) の講演ビデオをご覧になってはどうでしょう ( 一部やや専門的になっていますので、ご注意ください ) 。 ※ 英語のビデオですが、翻訳がほしい! という方は、フォーラム にコメントをお寄せ下さい。私たちは常にどうしたらより効果的に情報を提供できるか検討を重ねています。ビデオでの情報提供についても、皆様からのご意見を是非お聞かせください。

ステップ 2: 興味を持った分野の知識をさらに深める

基礎を学んだら、新たに疑問がわいてきますよね。新たにわいた疑問についてさらに調べてみましょう。たとえば、クロールやインデックスリンク とは一体何なのかについてもっと知りたい、と思ったら、ウェブマスター向けヘルプセンター を使って調べてみましょう。

ステップ 3: サイトをウェブマスターツールに登録する

サイトを ウェブマスターツール に登録し、サイトの所有権が確認されると ( つまり、あなたが該当サイトの所有者であることが Google に伝わると ) 、以下のことが可能になります。



サイトのクローラビリティについてのサンプルメッセージ

ただ、ウェブマスターツールにおける、サイトの所有権の確認には若干の技術的な知識が必要な場合があります。Google では様々な問題に対応した ヘルプ記事 を提供していますので、参考にしてください。ヘルプ記事を読んでもわからない場合は、フォーラム を覗いてみると良いでしょう。同様の疑問を持った方がすでに質問されているかもしれません。

ステップ 4: 大きな変更をする前には入念に調査する

SEO を意識する際に心掛けていただきたいことは、基本的なことばかりです ( 例えば、コンテンツやサービスをいいものにする、サイトを検索エンジンロボットがクロールできる状態にする、情報は検索エンジンがインデックスできる形式を考慮する、といったことです )。ウェブマスターの皆様は、色々な意見を聞いたり、読んだりすることがあるかもしれませんが、robots.txt で全ディレクトリへのアクセスをブロックしたり、サイト全体の構造をリニューアルするなどの大幅な変更をする際には、できるだけ以下のことを行うようにしてください。


以上が SEO に詳しくなるための 4 ステップとなります。この 4 ステップをマスターし、是非今年の目標を達成してください! ちなみに、私たちの今年の抱負は年頭に申しあげたとおり、ウェブマスターの皆様とできるだけ相互にコミュニケーションできるよう努めていくことです。ご意見、ご質問を フォーラム にてお待ちしております。


ウェブマスタークイズの回答と結果発表!

15 years 10ヶ月 ago
クイズにご参加いただきました皆様、ありがとうございました。日本からもたくさんの方がご参加くださいました。長らくお待たせ致しましたが、ウェブマスタークイズの回答と結果を発表させていただきます。この回答が、フォーラム にしばしば投稿される疑問を解消するヒントとなり、少しでも皆様のお役に立つことができたなら嬉しく思います。

クイズの回答リスト から一部抜粋して、解説します。

1) サイトを新しいドメインに引越しました。ユーザーと検索エンジンが引き続き適切にこのサイトにたどり着けるようにする必要があります。この場合、最適な方法は以下の選択肢のうちどれ?

正解: a) 301 リダイレクト
解説: この場合は 301 リダイレクト が最適な方法です。301 リダイレクトは検索エンジンに対し、「今後ユーザーにはこの新しいドメインを見せてください」という情報を伝えることができるからです。これに対し、302 リダイレクトは「これは一時的に設定したリダイレクトです。後でまた指定 URL を変える可能性があります」と伝えてしまうことになります。また、サイトを引越す際には、301 リダイレクトの実装に加えて、ウェブマスターツールの「アドレス変更」機能 を使っていただくと、Google が新しいドメインに引越したサイトを見つけやすくなります。

2) サーバーを移動することになり、24 時間、サイトへアクセスすることができなくなります。この場合の対処法は?

正解: c) すべてのリクエストに対し、状況を説明するメッセージと共に 503 ( サー ビス利用不可 ) を返す
解説: まだあまり知られていないことですが、ご自身のサイトがダウンした場合に便利です。HTTP ステータスコード の 200 ではなく、503 が返されることで、クローラーは「メンテナンスによる停止のため利用できません」とだけ書かれたページ群のクロールおよびインデックス登録は行わず、別の機会にクロールを試みるようになります。

3) あなたのサイトが一般公開されてから 5 日が経過しましたが、まだインデックスに登録されません。この場合は何をすべき?

正解: b) 引き続きサイトの更新を続ける
解説: これは少しひっかけ問題だったかもしれません。ご自身のサイトがインデックスに登録されない理由はいろいろ考えられます。例えば、クローラーがサイトのコンテンツを検出しないようにうっかり robots.txt ファイルを設定してしまった可能性もあります。しかしこの設問で皆様にお伝えしたかったのは、ご自身のサイトがまだ立ち上げて間もない場合は、インデックスに登録されるまでにもう少し時間がかかる可能性があるということです。引き続き、ユーザーのためにサイトの更新を続けるよう心掛けましょう。

6) 非公開フォルダである /private-files/ フォルダから 192 の 非公開 PDF ファイルがインデックスに登録されてしまいました。Google の検索結果からこれらの PDF ファイルを削除したい場合、最も早い方法はどれ?

正解: d) robots.txt にてこのフォルダへのアクセスを制限し、ウェブマスター ツールを通じてフォルダ全体の削除をリクエストする
解説: ウェブマスターツールの URL 削除リクエストツール を使ってフォルダ全体の削除をリクエストする前に、robots.txt にてインデックスに登録されたくないフォルダ全体をブロックし、クローラーがこのフォルダ内のファイルをクロールできないようにしておくことをお忘れなく。

9) example.es という国別コードトップレベルドメイン ( ccTLD ) を含むドメイン名にてサイトを運営しています。このサイトをスペインに関連付けるために必要な対処は?

正解: c) 特に何もする必要はない。".es" で終わっているドメインはすでに Google 側でスペインに関連付けられている
解説: 国別コードトップレベルドメインの中にはその国以外でも使われるものがあります。例えば「.tv」はツバル(国名)のドメインですが、ツバル以外でも使われています。しかしこういったケースは多くありません。このようなケースで質問がある場合は、フォーラム にお寄せください。


もし他にも質問がありましたら、フォーラム を活用して頂ければと思います。


最後になりましたが、上位 25 名の高得点者の方々を発表致します。

@zuku さん、bb さん、bcweb さん、epii さん、hashizo さん、iloveshopping さん、inajob さん、masutaro さん、mochy さん、ni4da さん、NIVOSIdE さん、nolength さん、orca さん、rui314 さん、sakaue さん、SEOもっと! さん、SEO薬箱@藤井 さん、Shingo Gima さん、suzukik さん、todesking さん、Web担当者Forumの安田 さん、Yosque Oyama さん、あうらゆうま さん、ガジェットWatch さん、みゆ子さん さん ( 以上 25 名 )

* 日本語圏以外の高得点者のリスト: ポルトガル語, 英語, ドイツ語, 韓国語

改めまして、クイズに挑戦していただいた皆様、ありがとうございました! そして高得点を獲得された皆様、おめでとうございます!!


ウェブマスタークイズに挑戦してみよう!

15 years 10ヶ月 ago
ウェブマスターの皆様に、楽しみながら有益な知識を身につけていただければと、ウェブマスターヘルプフォーラム で、よく目にする内容を盛り込んだクイズを作成しました。
ウェブマスターヘルプフォーラムで活躍されている トップレベルユーザー (英語) の方々にご協力いただき、できるだけ、フォーラムに頻繁に投稿される質問や、まだあまり知られていない情報が、このクイズに含まれるよう努めました。


クイズに参加する際の注意事項

  • 回答受付期間: 2010 年 1 月 20 日 ~ 2010 年 1 月 27 日 (JST)
  • このクイズに参加するのは簡単です。各問題に選択肢が表示されるので、最適なものを選んでください ( Google ドキュメント のフォーム機能を利用しています。なお、後日、当ブログにてクイズの正解と高得点者の発表を行いますが、それまで正誤をご確認いただくことはできません。クイズ終了後、送信ボタンを押す前にプリントアウトして回答結果を保管し、正解発表後、ご自身の回答チェックにご使用ください ) 。
  • このクイズは世界同時に行っています。日本の皆様からのたくさんのチャレンジをお待ちしています。
  • このクイズは一般的な知識を問うものであり、ウェブマスターの皆様に起こり得るすべての問題や要因に対応しているわけではありません。特定の問題に関するディスカッションは、ウェブマスター ヘルプ フォーラム にて行っていただきますようお願い致します。


クイズへの参加はこちらから: ウェブマスタークイズ ※ 受付は終了しました

皆様のチャレンジ、お待ちしてます!


謹賀新年

15 years 11ヶ月 ago
あけましておめでとうございます。


当ブログは、おかげさまで、開設して一年が経ちました。
これまで掲載してきた記事は、皆様のお役に立っているでしょうか。

昨年は少しでも役立つ情報をご提供できたらと、記事の内容のクオリティを上げることに一生懸命でしたが、今年はもっとウェブマスターの皆様と相互にコミュニケーションできるよう努めたいと思っています。

その第一歩として、また、開設一年を機に、当ブログの 「この投稿へのリンク」機能 をオンにしました。当ブログ記事へのリンクを張ってくださったページへのリンクが、記事の下に表示されます ( コメントは引き続き フォーラム に投稿してください ) 。私たちが投稿した記事と、それに関連する記事の両方が、より多くのウェブマスターの方々の目に留まり、参考となれば幸いです。

ご意見ご感想はぜひ ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


ウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラムをご利用の皆様へ、感謝を込めて

15 years 11ヶ月 ago
ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム は、本年 3 月に開設して以来、私たちの期待を超える非常に多くのウェブマスターの皆様にご利用いただいております。本日は、 フォーラムをご利用いただいているウェブマスターの皆様へ、Google から感謝のメッセージをお届けします。

ウェブマスターフォーラムは、 ウェブマスターの皆様の交流の場です。もちろん、Google 社員である私たちも参加しておりますが、ウェブマスターの皆様の参加なくしては成り立ちません。フォーラムに参加していただきました皆様、本当にありがとうございました。特に、Level 3 ユーザー以上で活発にご参加いただいている 愛浦憂馬(あうらゆうま9さんemi さんchorus さんhnxyy654 さんport さんSEM-ADVISER さんsuzukik さんtomte さん には、非常に感謝しております。

今後もこれまで通りご参加いただき、トップレベルユーザーが誕生する事を我々 Google 社員一同、心からお待ちしております。

※ フォーラムへ活発に参加し、大きな貢献をしていただいた方には、「トップレベルユーザー」というタイトルが付くようになります。「トップレベルユーザー」になるには、数多く投稿をするだけではなく、みんなに役立つ有益な投稿をされるよう心掛けていただければと思います。

来年もどうぞフォーラムのご利用をよろしくお願い致します。

皆様、よいお年を!


確認済み
2 時間 53 分 ago
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